シラバス情報

科目名
小児保健看護学
担当教員名
山本 智子
ナンバリング
ECg4079
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 3年
学年
3年
開講期
2022年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
小児科看護師として医療現場で勤務経験があり、また看護教員として小児看護学の指導に携わった経験を持つ。授業は小児看護学を専門としたものであり、臨床経験や看護教員経験が大いに関わる。

ねらい
①科目の性格
学科専門科目の保健科目領域に位置づけられており、養護教諭免許取得のために定められた養護に関する科目の必修科目となっている。この科目の単位を修得しておかないと「養護実習」には臨むことはできない。
②科目の概要
子どもの看護として、ここでは特に、学童・思春期の子どもの健康問題に重点を置き、特徴的な感染症や慢性疾患を取り上げ、それらの病態生理や子どもの心理、看護支援を学習する。これらの学習を通じて、体調不良を訴えてくる子どもの支援や慢性疾患や障がいを持って学校に通学している子どもの支援について実践できる能力を養う。
③授業の方法(ALを含む)
講義形式を基本に進めていくが、個人ワークとディスカッションを適宜盛り込み、学びを深めていく。
リアクションペーパー
④到達目標
1.学校感染症の特徴と看護について説明できる。
2.子どもの主なアレルギー疾患の特徴と看護について説明できる。
3.子どもの主な慢性疾患の病態と看護について説明できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-3 養護教諭としての知識・技能/EC③-4 理論・概念・知識・技能の主体的活用

第1回
事前学習
子どもの慢性疾患の病態を理解するために、まず解剖生理の理解が必要である。初回の単元である、筋骨格・目・耳鼻・歯に関して、名称や構造、機能を復習する。
180分
授業内容
子どもの身体の解剖生理①(筋骨格・目・耳・歯)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】消化器、循環器、腎泌尿器に関連する解剖生理(名称や構造、機能)を復習し、自作のノートにまとめる。事前に配布した問題に取り組む。
180分
第2回
授業内容
子どもの身体の解剖生理②(内臓の生理機能)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】脳神経、自律神経に関連する解剖生理(名称や構造、機能)を復習し、自作のノートにまとめる。事前に配布した問題に取り組む。
180分
第3回
授業内容
子どもの身体の解剖生理②(脳神経の生理機能)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】学校感染症第1種について、事前に配布したワークシートにまとめる。授業の中で指定した資料(文部科学省HP・厚生労働省HPの報告書等)について、各自でインストールして印刷し、授業に持参する。
180分
第4回
授業内容
学校感染病①(第1種)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】学校感染症第2種について、事前に配布したワークシートにまとめる。授業の中で指定した資料(文部科学省HP・厚生労働省HPの報告書等)について、各自でインストールして印刷し、授業に持参する。
180分
第5回
授業内容
学校感染病②(第2種)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】学校感染症第3種とその他について、事前に配布したワークシートにまとめる。授業の中で指定した資料(文部科学省HP・厚生労働省HPの報告書等)について、各自でインストールして印刷し、授業に持参する。
180分
第6回
授業内容
学校感染病③(第3種とその他)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料等をまとめ、ノート作りをする。学校感染症について復習する。
【事前学習】児童生徒の健診結果について読み取り、特徴をノートに記載する。授業の中で指定した資料(文部科学省HP・厚生労働省HPの報告書等)について、各自でインストールして印刷し、授業に持参する。
180分
第7回
授業内容
子どもの健康状態の把握【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】アレルギー疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎)の特徴についてノートにまとめる。ノートにまとめる際に、授業の中で指定した資料を参考にする。また指定した資料(文部科学省HP・厚生労働省HPの報告書等)については、各自でインストールして印刷し、授業に持参する。
180分
第8回
授業内容
子どものアレルギー疾患①(気管支喘息、アトピー性皮膚炎)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】アレルギー疾患(食物アレルギー、アナフィラキシーショック)の特徴についてノートにまとめる。ノートにまとめる際に、授業の中で指定した資料を参考にする。また指定した資料(文部科学省HP・厚生労働省HPの報告書等)については、各自でインストールして印刷し、授業に持参する。
180分
第9回
授業内容
子どものアレルギー疾患②(食物アレルギー、アナフィラキシーショック)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】子どもの腎疾患(糸球体腎炎・尿路感染症)の特徴についてノートにまとめる。
180分
第10回
授業内容
子どもの腎疾患①(糸球体腎炎・尿路感染症)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】子どもの腎疾患(ネフローゼ症候群・尿検査)の特徴についてノートにまとめる。
180分
第11回
授業内容
子どもの腎疾患②(ネフローゼ症候群・尿検査)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】子どもの心疾患(先天性心疾患)の特徴についてノートにまとめる。
180分
第12回
授業内容
子どもの心疾患①(先天性心疾患)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】子どもの心疾患(川崎病・不整脈と心電図)の特徴についてノートにまとめる。
180分
第13回
授業内容
子どもの心疾患②(川崎病・不整脈と心電図)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】1型糖尿病・2型糖尿病、低血糖症状の特徴についてノートにまとめる。
180分
第14回
授業内容
子どもの糖尿病と肥満【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】第7回〜第14回までの授業の学びについて、自作のノートで振り返り、適宜加筆し、理解する。
180分
第15回
授業内容
小児保健看護学のまとめ
事後学習
【事後学習】授業を振り返り、不足部分についてノートに加筆し、理解を深める。
90分

フィードバック
授業の初めに前回授業のリアクションペーパーの質疑や感想に対して解説し、理解を深めることができるようにする。
評価方法および評価の基準
授業に対する意欲・関心(20%)、課題(30%)、筆記試験(50%)により総合的に評価し、60点以上を合格とする。総合評価が60点に満たない場合は、再試験を1回実施し、筆記試験の得点のみにて評価する。
到達目標1.授業に対する意欲・関心(10/20)、課題(10/30)、筆記試験(10/50)
到達目標1.授業に対する意欲・関心(5/20)、課題(10/30)、筆記試験(20/50)
到達目標1.授業に対する意欲・関心(5/20)、課題(10/30)、筆記試験(20/50)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
子どもの保健
山本勇監修
北樹出版
推薦書・参考文献
講義内で適宜、紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
・養護教諭免許取得のために定められた養護に関する科目の必修科目であるため、原則「看護学概論」「看護援助方法」を履修している学生とします。
・総合評価が60点に満たない場合、不合格になります。この科目の単位を修得しておかないと、養護実習に臨むことができません。子どもの養護に直接的に関わる授業ですので、主体的に学習されますことに期待します。
・R4年度は担当者変更のため、内容が変更する場合があります。