シラバス情報

科目名
看護学概論
担当教員名
操 華子
ナンバリング
ECg2075
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 2年
学年
2年
開講期
2022年度前期
授業形態
講義
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
看護師、保健師、助産師、養護教諭の資格を持ち、看護師ならびに助産師としての医療現場での実務経験を持つ。基礎看護学領域の教員として、看護大学において指導経験を持つ。当該科目は、看護学の基盤となる概念、考え方を講義するものであり、臨床ならびに教育現場での実践をふまえ、講義を展開する。

ねらい
①科目の性格
心理学科専門科目の保健科目領域に位置づけられており、養護教諭免許取得のために定められた養護に関する科目の必修科目となっている。この科目の単位を修得しておかないと「養護実習」には臨むことはできない。また、社会福祉主事任用資格取得に関連している科目である。
②科目の概要
看護の本質、その対象、役割・機能について学ぶ。看護の対象、看護が提供される場について、事前・事後学習ならびにグループディスカッションを通して理解を深める。看護の対象に働きかけるうえでの倫理的側面、法的側面について学び、看護実践の基本である看護技術、患者安全、看護の問題解決技法について理解する。さらに、へするアセスメント、感染予防の基礎知的知識ならびに技術を修得する。
③授業の方法(ALを含む)
当該科目は前半は遠隔、後半は対面での講義を中心に展開する。配布資料を基盤とした講義と並行して、事前事後の個人作業、講義のテーマに関するグループワークを行い、講義内容の理解を深める。
ミニテスト/リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
1.看護(ケア)とは何か、目的、機能・役割について述べることができる。
2.看護を理解するための基礎的知識である以下の内容について説明できる。
 1)看護の対象となる個人・家族・地域
 2)健康・病気・ウェルネス
 3)看護実践の場:保健・医療・福祉
3.看護実践の基本となる倫理、患者安全について理解できる。
4.看護の問題解決技法である看護過程について理解できる。
5.看護技術の基本であるヘルスアセスメント、感染予防の必要性、技術について説明できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-1 基本的理念・概念の理解/EC①-3 養護教諭としての知識・技能/EC③-1 興味・関心、主体的な姿勢

第1回
事前学習
「看護とは何か?」について400字程度で自身の考えをまとめ、授業に臨む。
45分
授業内容
看護とは? その本質と機能 【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】教科書の指定されたページを読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
90分
第2回
授業内容
看護の対象:個人、家族、社会 【小テスト①】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】教科書の指定されたページを読み、指定された内容についてグループワークができるよう自分の考えをまとめておく。
90分
第3回
授業内容
健康・病気・ウェルネス 【グループワーク】【小テスト②】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】グループワークで討議された内容を学習ノートに整理し、記載する。
【次回事前学習】グループワークの成果を発表できる準備を各グループで実施する。
180分
第4回
授業内容
健康・病気・ウェルネス 【プレゼンテーション】【小テスト③】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各グループのプレゼンテーション、その後の質疑応答で学習したことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】教科書の指定されたページを読み、指定された内容についてグループワークができるよう自分の考えをまとめておく。
90分
第5回
授業内容
看護実践の提供の場:保健・医療・福祉 【グループワーク】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】グループワークで討議された内容を学習ノートに整理し、記載する。
【次回事前学習】グループワークの成果を発表できる準備を各グループで実施する。
180分
第6回
授業内容
看護実践の提供の場:保健・医療・福祉 【プレゼンテーション】【小テスト④】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各グループのプレゼンテーション、その後の質疑応答で学習したことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】教科書の指定されたページを読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
90分
第7回
授業内容
看護実践の基本:倫理と法 【小テスト⑤】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】教科書の指定されたページを読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
90分
第8回
授業内容
看護実践の基本:患者安全 【小テスト⑥】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】指定され資料を読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
90分
第9回
授業内容
看護実践の基本:問題解決技法・看護過程 【小テスト⑦】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】指定され資料を読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
90分
第10回
授業内容
看護実践の基本:看護技術 【小テスト⑧】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】指定され資料を読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
90分
第11回
授業内容
看護実践の基本:観察(ヘルスアセスメント) 【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】指定され資料を読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
90分
第12回
授業内容
看護実践の基本:感染予防の原則、隔離予防策 【小テスト⑨】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】指定され資料を読み、指定された項目について学習ノートにまとめ、授業中の問いかけに回答できるよう準備しておく。
第13回
授業内容
看護実践の基本:洗浄・消毒・滅菌 【小テスト⑩】【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料を自分独自の学習ノート作成に活用する。事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】次週のいのちの授業の理解を深めるために、第1〜13回までの授業を振り返り、指定された資料を読み、自分の考えをまとめておく。
180分
第14回
授業内容
B型肝炎 いのちの授業 【リアクションペーパーの提出】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】事前学習、講義を通じて学んだことを整理し、学習ノートに記載する。
【次回事前学習】第1〜14回までの授業を振り返り、指定された資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
【事後学習】看護学概論の授業内容の復習をし、不足部分について自己学習をし、学習ノートに記載する。
90分

フィードバック
各授業の冒頭に、前回授業のリアクションペーパーに記載された疑問や質問について解説する。
評価方法および評価の基準
10回の小テストの合計点で、60点以上を合格とする。なお、小テストは授業展開の予定に記載してある。
 到達目標1 10点、到達目標2 30点、到達目標3〜5 各20点

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
ナーシング・グラフィカ 看護学概論 基礎看護学① 第5版、
志々木康子他編
メディカ出版
推薦書・参考文献
授業中に適宜、紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
本科目は、後期の「看護援助方法」の前提条件としています。履修を予定している学生は、本科目単位を修得しておかないと「看護援助方法」は履修できません。
本科目は小テストの総合得点が60点以上を合格とします。原則、60点未満の学生に対しての再試験は行いません。各回の小テストへの準備をしてください。
本科目で配布した資料と教科書を照らし合わせ、自分独自の学習ノートを作ってください。将来の履修科目の理解にも役立つでしょう。