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 教員名 : 綿井 雅康 
						
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					 科目名 
							教育心理学 
							担当教員名 
							綿井 雅康 
							ナンバリング 
							ECf2057 
							学科 
							2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 1年 
							学年 
							1年 
							開講期 
							2022年度後期 
							授業形態 
							講義 
							単位数 
							2単位 
							実務経験の有無 
							有 
							実務経験および科目との関連性 
							教育委員会の常設委員会委員および公立小中学校の学校評議員・学校運営協議会委員としての実務経験を生かし、教師の職務遂行に必要な心理学的知見の解説と活用方法を指導する。 
							ねらい 
						①科目の性格 
							本科目は、心理学科の専門科目「教育科目」領域に配置された選択科目である。初学者を対象として、学校教育に活用しうる心理学的知識の習得を目指す。同時に、養護教諭教職課程における教職に関する科目のうちの教育の基礎理論についての理解を深める科目である。 
							②科目の概要 
							教職志望の初学者を主な対象として、学習の過程、および児童生徒の心身の発達について、教育心理学的な知見を学ぶとともに、学校教育現場における具体的な問題についての理解を深める。特別な支援を必要とする児童生徒の理解についても扱う。 
							③授業の方法(ALを含む) 
							本科目は、講義による解説を中心として、リアクションペーパーおよびグループワークを取り入れた授業を行う。 
							ミニテスト/リアクションペーパー/グループワーク 
							④到達目標 
							到達目標1.教育心理学的な考え方や知識に基づいて、学校教育における学習活動の客観的に理解する 
							到達目標2.教育心理学的な考え方や知識に基づいて、個々の児童生徒を理解していく手法を考える 到達目標3.より良い学習活動を展開するための工夫や特別な支援のあり方を、学修内容にもとづいて、具体的に作り出すことができる ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする) 
							EC①-1 基本的理念・概念の理解/EC②-1 実証的・科学的思考/EC③-2 知識・理解を活用する意欲 
							第1回 
							
						事前学習 
							○小学校から高等学校までの自らの学校体験(学習活動,課外活動,教員の指導・関わり)を思い出し,前期までに学習した心理学的視点から,できるだけ客観的に振り返る。そして,学校教育を通じて,身につけたこと,できるようになったこと,という観点から箇条書きでまとめること。 
							○教師の役割を箇条書きにて列挙すること。 ○指定した教科書の目次を読み,本科目で学ぶことへの見通しをもつこと。 いずれの事前学習も「正解」があるわけではない。自らの体験を言語化して,できるだけ「客観的」に扱えるようにしておくことが,事前学習として重要である。 90分 
							授業内容 
							教育心理学と学校教育【リアクションペーパー】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「学習の動機づけ」に該当するページを読んで概要を認識する 。 90分 
							第2回 
							
						授業内容 
							学習の動機づけ(1) 動機づけのメカニズム、内的欲求 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「学習の動機づけ」に該当するページを読んで概要を認識する 。 180分 
							第3回 
							
						授業内容 
							学習の動機づけ(2) 内発的動機づけと外発的動機づけ【グループワーク】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「学習の基礎理論」に該当するページを読み,学習と勉強は違うことだ,という点を具体的に認識できるように試みる。 180分 
							第4回 
							
						授業内容 
							学習の基礎理論【リアクションペーパー】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「教授学習における学習理論」に該当するページを読み,勉強するとは板書を書き写すことでも丸暗記することでもない,という点を具体的に認識できるように試みる。 180分 
							第5回 
							
						授業内容 
							教授学習における学習理論 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「教授学習におけるメタ認知の活用」に該当するページを読み,メタ認知という精神活動を具体的に認識できるように試みる。 180分 
							第6回 
							
						授業内容 
							教授学習におけるメタ認知の活用【リアクションペーパー】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「学級の心理学」に該当するページを読み,自らの学級に関するあれやこれやを思い出しておく。 180分 
							第7回 
							
						授業内容 
							学級の心理学【リアクションペーパー】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「学習の個性化,個別的ニーズへの対応」に該当するページを読み,集団で勉強することと個別に勉強することのメリットデメリットを整理しておく。 180分 
							第8回 
							
						授業内容 
							学習の個性化、個別的ニーズへの対応 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「教育評価」に該当するページを読み,教育評価とは通信簿をつけることではなく,指導との表裏一体である,という考え方を理解することを試みる。 180分 
							第9回 
							
						授業内容 
							教育評価【リアクションペーパー】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「発達」に該当するページを読み,概要を理解するよう努める。 180分 
							第10回 
							
						授業内容 
							発達(1) 発達の一般的特徴、発達を規定する要因 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「発達」に該当するページを読み,自らと家族の様子から,発達段階について自分事として理解するよう努める。 180分 
							第11回 
							
						授業内容 
							発達(2) 発達段階と発達課題 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「知的能力」に該当するページを読み,知能と学力がどう違うのかを考えてみる。 180分 
							第12回 
							
						授業内容 
							学習者の特性理解(1) 知的能力の発達と測定 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「パーソナリティの理解」に該当するページを読み,主観的な対人認知とパーソナリティの理解は,どのように違うのかを説明できるように試みる。 180分 
							第13回 
							
						授業内容 
							学習者の特性理解(2) パーソナリティの理論と測定【グループワーク】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]テキストの「生涯に応じた特別支援教育」に該当するページを読み,発達障害に関する具体的な特性について,過去の経験などから認識を確認しておく。 180分 
							第14回 
							
						授業内容 
							学習者の特性理解(3) 障がいに応じた特別支援教育【リアクションペーパー】 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							[次回事前学習]本科目で学んだことについて,重要事項を正確に説明できるようにし,さらには活用可能な知識となっているのか,メタ認知活動を展開すること。 180分 
							第15回 
							
						授業内容 
							学習のまとめと確認  
							事後学習 
							[事後学習]本科目での学習を通して獲得した知識・視点・態度を振り返り,該当する学校教育活動に関する体験を分析したり,活用できるようにする。 
							180分 
							フィードバック 
							ミニテストについては,授業終了後に正解を周知して自己採点を指示したうえで,次回以降の授業内で必要に応じて解説などを行う。 
							リアクションペーパーについては,当該授業時間内および次回の授業時間内に,プライバシー保護のうえで解答を公開して,コメントや解説を行う。 まとめの筆記試験については必要に応じて採点結果を伝達する。 評価方法および評価の基準 
							授業内課題(リアクションペーパーなど)への取り組み(15%)、まとめの筆記試験(85%)を総合的に評価し、60点以上を合格とする。 
							到達目標1.授業内課題(5%/15%)、まとめ試験(30%/85%) 到達目標2.授業内課題(5%/15%)、まとめ試験(25%/85%) 到達目標3.授業内課題(5%/15%)、まとめ試験(30%/85%) 教科書 
							
						書名 
							著者 
							出版社 
							ISBN 
							備考 
						改訂版・たのしく学べる最新教育心理学 
							櫻井茂男(編) 
							図書文化社 
							4810076903 
							推薦書・参考文献 
							
						必要に応じて授業内で紹介する。 
							履修上の助言、教員からのメッセージ 
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