シラバス情報

科目名
心理学実験 2Eクラス
担当教員名
池田 まさみ、山下 倫実
ナンバリング
ECc1023
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 心理学科 1年
学年
1年
開講期
2022年度後期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
心理学科の専門科目の中の「研究法・実習科目」に配置された1年次の必修科目である。「心理学統計法」「心理学情報処理法」とも関連する。各種心理学の実習授業や4年次必修「卒業研究」を履修するための基礎力を培う。
また、公認心理師資格に対応する科目でもある。
②科目の概要
受講生は少人数のグループに分かれて、心理学の実験に参加する。
授業開始時に実験の説明を受けた後は、学生自身が実験者・実験協力者の役割を担って、実験の最初から最後までを遂行する。
さらに実験から得られたデータをグループごとにまとめて分析し、各自が実験レポート作成を行う。
心理学実験で行なう実習は5課題であり、5課題についてレポートを作成する必要がある。
③授業の方法(ALを含む)
本科目は演習科目であり、グループごとに決められたテーマについて実験や観察などの実習を行い、
得られたデータを集計・解析し、レポートにまとめ提出する。

実験実習:各実験の実施と結果の整理を原則として2週連続して行う。

 (1)集中度と瞬目回数との関連の検討
 (2)囚人のジレンマ
 (3)二点弁別閾
 (4)心的回転
 (5)調査法1:尺度作成
 (6)調査法2:集計解析

レポート講評:6つの実験それぞれのレポート提出後、担当した教官がレポートの講評を行う。
実技、実験/レポート/グループワーク/レポート(表現)
④到達目標
到達目標1.心理学の実験の施行について学び、実験や調査を正しく実施できる
到達目標2.実験の目的にそって選定された「要因」を実際に測定する体験を通して、実験計画立案の基礎力を身につける
到達目標3.心理学の実験で得られたデータを解析し、得られた結果を正しく解釈できる
到達目標4.心理学のレポートをルールに則って書くことができる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-2 実証的研究方法の理解/EC①-5 客観的・論理的解釈/EC②-1 実証的・科学的思考

第1回
事前学習
【事前学習】テキストの「心理学実験」の履修についてをよく読んで、大切なルールに線を引く。班分け表と日程表を確認し、間違えずに履修できるよう準備をする(90分)
90分
授業内容
実験実習【課題1−実験】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容に沿って実験課題の内容や実施した分析の復習をしたり、理解不足の点については質問項目として整理しておく(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第2回
授業内容
実験実習【課題1−分析】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各実験課題ごとに、得られたデータの分析を行い、実験レポートを作成し提出する(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第3回
授業内容
実験実習【課題2−実験】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容に沿って実験課題の内容や実施した分析の復習をしたり、理解不足の点については質問項目として整理しておく(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第4回
授業内容
実験実習【課題2−分析】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各実験課題ごとに、得られたデータの分析を行い、実験レポートを作成し提出する(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第5回
授業内容
全体回【レポート講評】:必ずしも5回目でレポートの講評が入るとは限らない。各班、若干のズレがあるため、スケジュール表で確認すること
事後学習・次回事前学習
【事後学習】返却されたレポートを確認し、正確に書けていない部分を修正する(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第6回
授業内容
実験実習【課題3−実験】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容に沿って実験課題の内容や実施した分析の復習をしたり、理解不足の点については質問項目として整理しておく(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第7回
授業内容
実験実習【課題3−分析】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各実験課題ごとに、得られたデータの分析を行い、実験レポートを作成し提出する(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第8回
授業内容
実験・実習【課題4−調査法①尺度作成】「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を振り返って課題内容の復習をしたり、理解不足の点については質問項目として整理しておく(120分)
【次回の事前学習】質問紙作成に向けて、質問項目案を考える(60分)
180分
第9回
授業内容
実験・実習【課題4−調査法②尺度作成】「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を振り返って、質問項目づくりで難しかった点、注意が必要な点についてノートに整理しておく(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、次の実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第10回
授業内容
全体回:調査法前半に全班が作成した質問紙に回答する。必ずしも第10回目とは限らないため、日程表を確認すること
事後学習・次回事前学習
【事後学習】質問紙への回答を振り返って、回答しやすかった項目と回答しにくかった項目のついて気づいたことをノートの整理しておく(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第11回
授業内容
実験実習【課題5−調査法③解析集計】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容に沿って実験課題の内容や実施した分析の復習をしたり、理解不足の点については質問項目として整理しておく(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第12回
授業内容
実験実習【課題5−調査法④集計解析】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各実験課題ごとに、得られたデータの分析を行い、調査法のレポートを作成し提出する(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第13回
授業内容
実験実習【課題6−実験】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容に沿って実験課題の内容や実施した分析の復習をしたり、理解不足の点については質問項目として整理しておく(120分)
【次回の事前学習】テキストを使って、各実験課題の概要や手順の下調べをする。分からない心理学・統計の用語については調べてノートにまとめる(60分)
180分
第14回
授業内容
実験実習【課題6−分析】:「班分け表」に記載された自分のグループを確認し、各班のスケジュールに従って(1)〜(6)の課題の教室に行くこと。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各実験課題ごとに、得られたデータの分析を行い、実験レポートを作成し提出する(120分)
【次回の事前学習】これまで返却されたレポートを整理し、レポートの書き方の復習をする(60分)
180分
第15回
授業内容
全体回【レポートの講評】:必ずしも15回目とは限らないので、スケジュール表を確認すること
事後学習
【事後学習】返却された全てのレポートについて、指摘された箇所を修正する(90分)
90分

フィードバック
提出したレポートについては基本的に授業内に返却する。授業内に講評も行なう。
評価方法および評価の基準
15回の授業のうち、12回以上出席した学生を評価対象とする。また、遅刻は2回で欠席1回となるので注意すること。
各実験課題すべてについてレポートを提出した学生が評価対象である。そのうえで、到達目標に沿って下記の配分で各科目の担当教員が採点し、20点満点で評価する。
総合評価60点以上を合格とする。

到達目標1.心理学の実験の施行について学び、実験や調査を正しく実施できる(20%)
到達目標2.実験の目的にそって選定された「要因」を実際に測定する体験を通して、実験計画立案の基礎力を身につける(15%)
到達目標3.心理学の実験で得られたデータを解析し、得られた結果を正しく解釈できる(35%)
到達目標4.心理学のレポートをルールに則って書くことができる(30%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
指定しない
推薦書・参考文献
ガイダンス時に、心理学科の教員が作成したテキストを配布する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
*公認心理師資格対応科目である
*人間発達演習を履修する要件の1つとなる科目であり、欠席・遅刻、レポートの未提出等は卒業に関わる
*グループで実習を行う科目であり、非協力的な態度や欠席・遅刻などでグループメンバーに迷惑をかけないようにする
*「心理学統計法」、「心理学情報処理法」なども真面目に受講し、知識が活用できるよう復習しておく