シラバス情報

科目名
保育内容の指導法(環境) 2Dクラス
担当教員名
曽野 麻紀
ナンバリング
EAc3029
学科
2020〜2023年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 2年
学年
2年
開講期
2022年度後期
授業形態
演習
単位数
2単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、幼稚園教諭免許状・保育士資格取得のための必修科目であり、保育内容の指導法に関する専門科目の一つである。子どもの発達や保育者の役割について基本的知識を身につけ、乳幼児期の環境の重要性を理解するとともに、望ましい保育の環境を構成するための方法を学ぶことを目的とする。
②科目の概要
領域「環境」について理解するとともに、保育を「環境」という視点から捉え、子どもがどのように環境に関わって主体的に活動を生み出していくかを実践的に学ぶ。また、子どもの発達過程について理解を深め、季節や様々な状況に応じた保育者の援助方法や役割について具体的に学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
【グループワーク】【グループディスカッション】【講義】
 講義を基本とし、グループワーク、グループディスカッションを取り入れて学びを深める。内容に応じて教室内外での実践演習を行う。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/レポート(表現)
④到達目標
1. 領域「環境」について保育実践に結び付けて理解する。
2.保育における「環境」という視点を通して、乳幼児と環境との関わりやその育ちのプロセスが理解できる。
3.「環境」という視点から、保育者の柔軟で適切な援助のあり方を考えることが出来る。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA①-1 子どもの心理・発達の理解/EA①-4 指導案作成・実践/EA②-3 保育者の思考・判断

第1回
事前学習
「保育の環境」について幼稚園教育要領、保育所保育指針で示されている内容を読み、理解を深めておくこと。
90分
授業内容
保育における「環境」とは何か
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
子どもの発達について理解しておくこと。
180分
第2回
授業内容
子どもの育ちと環境に関わる力①
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
幼稚園教育要領、保育所保育指針に示されている子どもの姿をよく読み、理解すること。
180分
第3回
授業内容
子どもの育ちと環境に関わる力②
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
領域「環境」について幼稚園教育要領、保育所保育指針で示されている内容を読み、理解を深めておくこと。
180分
第4回
授業内容
領域「環境」内容の変遷
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
季節の動植物や自然現象について理解を深めておくこと。
180分
第5回
授業内容
自然や季節との関わり①周囲の自然に気付く
事後学習・次回事前学習
授業での実践を振り返り、課題に取り組むこと。
季節の行事や伝統行事について理解を深めておくこと。
180分
第6回
授業内容
自然や季節との関わり②四季と保育
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
周囲の動植物に目を向け、栽培、飼育活動について調べておくこと。
180分
第7回
授業内容
生き物との関わり
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
乳幼児の玩具について調べておくこと。
180分
第8回
授業内容
物や道具との関わり①物や道具の意味と使い方
事後学習・次回事前学習
授業での実践を振り返り、課題に取り組むこと。
次回の活動について計画を立て、準備を進めること。
180分
第9回
授業内容
物や道具との関わり②物や道具を利用した保育実践
事後学習・次回事前学習
授業での実践を振り返り、課題に取り組むこと。
生活の中で出会う様々な記号や標識について調べておくこと。
180分
第10回
授業内容
文字や標識、数量や図形との関わり
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
保育活動につながる地域資源について調べておくこと。
180分
第11回
授業内容
地域社会や文化との関わり
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
次回の活動について計画を立て、準備を進めること。
180分
第12回
授業内容
子どもが主体的に活動できるような環境を考える
事後学習・次回事前学習
授業での実践を振り返り、課題に取り組むこと。
180分
第13回
授業内容
保育実践の振り返りと環境の再構成
事後学習・次回事前学習
授業での実践を振り返り、課題に取り組むこと。
180分
第14回
授業内容
環境への関わりを促す保育者の役割
事後学習・次回事前学習
授業で配付した資料およびノートを読み、課題に取り組むこと。
これまでの取り組みを見直し、不明な点が残っていないか確認すること。
180分
第15回
授業内容
まとめと習熟度・理解度の確認
事後学習
これまでの全ての授業内容、実践、取り組んだ課題を見直し、復習すること。
90分

フィードバック
毎授業の最後に内容に関する質疑に対応し、理解を深められるようにする。提出された課題はコメントを記載し、翌週以降の授業で全体講評とともに返却する。
評価方法および評価の基準
授業への参加度及び授業実践に関わる課題(70%)、学期末の筆記試験(30%)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1.授業への参加度及び授業実践に関わる課題(20/70)筆記試験(10/30)
到達目標2.授業への参加度及び授業実践に関わる課題(20/70)筆記試験(10/30)
到達目標3.授業への参加度及び授業実践に関わる課題(30/70)筆記試験(10/30)

教科書
推薦書・参考文献
「幼稚園教育要領解説」文部科学省 フレーベル館
「保育所保育指針解説書」厚生労働省 フレーベル館
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館
参考文献については授業内で適宜紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
日頃から自分の周囲をよく観察し、自然の変化や季節に関して敏感に感じ取れるように意識すること。また、身の回りにある物や道具、生活する環境全体に目を向け、子どもの興味や関心がどのような点にあるのかを意識すること。課題の提出期日は守ること。