教員名 : 名児耶 厚
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科目名
社会情報リテラシー 1Cクラス
担当教員名
名児耶 厚
ナンバリング
SAa1004
学科
2021年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 1年
学年
1年
開講期
2022年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
本科目は社会情報デザイン学部の学部基礎科目リベラルアーツ科目群の必修科目であり、複数の演習を通して情報を学ぶ上での基本的な思考法を身につける。
②科目の概要
今後AIやIoTを扱っていく上でそれらの既存ライブラリを部品として利用しシステム開発を行うことが一般的となっていくことが予想される。その際にアルゴリズムを組み立てる力が必要となる。そこで、Scratchを使ってブロックを組み合わせることによって直感的にアルゴリズムを記述・設計する開発手法を学修する。また、作成したゲームを説明する動画を作る手法を学修する。
③授業の方法(ALを含む)
Scratchと動画編集の基本的な仕組みを学ぶ例題を作成した後に、個人ごとにScratchを使ったゲーム作成とその企画の検討、作成ゲームの紹介動画作成を行う。企画内容についてグループ内での意見交換を行い、デザイン思考を用いた開発手法を取り入れる。
実技、実験/グループワーク/プレゼンテーション/創作、制作
④到達目標
1. 処理の論理を表すアルゴリズムの組み立て方を理解できる。
2. デザイン思考を使って作品の設計を行うことができる。 3. 他者の意見を取り入れて、より良い作品の企画・制作へつなげられる。 4. ゲーム作品とその紹介動画を作成できるスキルを習得する。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
SA①-2 情報活用技術の修得/SA①-4 多様な社会的ニーズの理解する力の修得/SA②-1 デザイン思考の修得
第1回
事前学習
シラバスを読み、科目の性格、概要等を確認しておく。
自分の受講環境・使用するPCについて把握する。 90分
授業内容
オリエンテーション、グループ分け
事後学習・次回事前学習
説明内容を振り返り、疑問点等を整理し、必要に応じて質問する。
自分の受講環境を確認し、必要な準備を行う。 90分
第2回
授業内容
受講環境の設定・構築(Webブラウザーの準備、データ保存の準備、Scratchの準備、アカウント作成)【実技】
事後学習・次回事前学習
必要な導入作業や動作確認を済ませておく。
180分
第3回
授業内容
Scratchの使い方(1):基本的な動作【実技】
事後学習・次回事前学習
課題の実施、理解不足と感じる項目の復習
180分
第4回
授業内容
Scratchの使い方(2):条件【実技】
事後学習・次回事前学習
課題の実施、理解不足と感じる項目の復習
180分
第5回
授業内容
Scratchの使い方(3):繰り返し【実技】
事後学習・次回事前学習
課題の実施、理解不足と感じる項目の復習
180分
第6回
授業内容
Scratchの使い方(4):ゲームとしての設計【実技】
事後学習・次回事前学習
課題の実施、理解不足と感じる項目の復習を行う。
オリジナルゲームのアイデアを検討しておく。 180分
第7回
授業内容
オリジナルゲームの企画・グループ内での発表【プレゼンテーション】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
企画の検討や修正を進める。
180分
第8回
授業内容
オリジナルゲームの制作(1):アイデアを元に作成開始【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
制作を続ける。
180分
第9回
授業内容
オリジナルゲームの制作(2):概観・骨格の作成へ【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
制作を続ける。
180分
第10回
授業内容
オリジナルゲームの制作(3):主要な部分の挙動【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
制作を続ける。
180分
第11回
授業内容
動画作成(1):説明・例題【実技】
事後学習・次回事前学習
理解不足と感じる項目の復習を行う。
180分
第12回
授業内容
動画作成(2):応用・実践へ【実技】【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
必要に応じて復習し、制作を続ける。
180分
第13回
授業内容
動画作成(3):作品制作【実技】【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
必要に応じて復習し、制作を続ける。
180分
第14回
授業内容
作品の提出・発表【創作、制作】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
課題提出と作品発表
180分
第15回
授業内容
まとめ・振り返りと作品の完成へ
事後学習
これまでの授業を振り返り、作成・提出を完了させる。
180分
フィードバック
企画したオリジナルゲームや動画を公開・発表し、評価する機会を設ける。
他者の意見に基づき改良することで、デザイン思考を取り入れた作品を作成へとつなげられるようにする。 評価方法および評価の基準
企画書・ゲーム・紹介動画それぞれの制作の過程と制作物の内容により各到達目標への達成状況を評価する。
全体では作成したゲーム(40%)と企画書(30%)・紹介動画(30%)とし、60点以上を合格とする。 到達目標ごとの配分は次の通りとする。 1. ゲーム(10%/40%)/企画書(10%/30%)/紹介動画(10%/30%) 2. ゲーム(10%/40%)/企画書(5%/30%)/紹介動画(5%/30%) 3. ゲーム(10%/40%)/企画書(5%/30%)/紹介動画(5%/30%) 4. ゲーム(10%/40%)/企画書(10%/30%)/紹介動画(10%/30%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しない。適宜テキスト(電子データ)を配布する。
推薦書・参考文献
「Scratch」公式サイト https://scratch.mit.edu/
「スクラッチをはじめよう|ワイワイプログラミング」 https://www.nhk.or.jp/school/programming/start/index.html 履修上の助言、教員からのメッセージ
15回の授業全体が体系的な構成になっているので、各回の授業内容を確実に理解し、学んだ手法を使いこなせるようにするのが、授業理解の上で必須となる。
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