シラバス情報

科目名
英語音声学Ⅱ(発話実践)
担当教員名
設楽 優子
ナンバリング
EBj4104
学科
2021年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 1年
学年
1年
開講期
2022年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
この科目は児童教育学科中等教育教員養成(外国語)分野の選択科目で、中高英語の教職課程を履修している学生は必修である。この科目と「英語音声学 I(子音と母音)」とを学ぶ順番は、どちらからでも効果が同様に期待できる。
②科目の概要
英語音声の音楽的側面(高低・強弱・長短の変化やその周期的傾向)を中心に、音声の事実を可能な限り体系的に学び、練習する。


③授業の方法(ALを含む)
【実技】(朗読)を、教科書_Sounds Like American_ (以下SLAと略す)のExercisesを使って行う。開講15回中13回の授業中に【グループワーク】で聴き合って改善し、適宜録画・録音物を提出、振り返りを【リアクションペーパー】に書く。【リアクションペーパー】(Google Document等)で、練習を記録するだけでなく、『英語音声学入門』(以下『入門』と略す)の用語の意味も確認する。【レポート】は、全体を振り返り、総括する。
リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク
④到達目標
1. 英語のリズムの基本である音節の感覚を身に着ける
2. 英語で話すとき、音調群(アイデアグループ)の中の文アクセントを、場面や文脈にふさわしい音節に置くことができる
3. 英文を朗読するとき、その文脈や文法構造にふさわしいまとまりをつけて(=自然な音調群にして)読むことができる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB③-3 主体的・継続的学修

第1回
事前学習
この授業を取ると決定次第、指定教科書2冊を購入して目次に目を通した後、第1回授業の箇所を予習すること。また、UNIPAの授業資料の指示に従って、最初の朗読課題を練習すること。
90分
授業内容
SLA Unit 1  ネイティブ発音への道 前半
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)

180分
第2回
授業内容
『入門』 Ⅵ-1-c.句アクセント
_SLA_ Unit 2 英語のアクセントとリズム 朗読課題1 The Ugly Duckling (p.22)

事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)


180分
第3回
授業内容
『入門』 Ⅵ-1-b 複合語アクセント
_SLA_ Unit 2 朗読課題2 The Little Match Girl (p.23)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)


180分
第4回
授業内容
『入門』 Ⅵ-1-d.文アクセント
_SLA_ Unit 2-4 朗読課題3 Goldilocks and the Three Bears (p. 29)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)

180分
第5回
授業内容
『入門』 Ⅵ.アクセント 3.リズム (1)
_SLA_ Unit 8-2  朗読課題4  Three Little Pigs (p. 85)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)

180分
第6回
授業内容
『入門』 Ⅵ.アクセント 3.リズム (2. 特にアクセントの移動)
_SLA_ Unit 8 長い語句のアクセント 朗読課題5  Little Red Riding Hood (p. 87)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)

180分
第7回
授業内容
『入門』 Ⅶ.イントネーション (1)
_SLA_ 朗読課題6  Sam, a Surly Sergeant (p. 95)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)


180分
第8回
授業内容
『入門』 Ⅶ.イントネーション (2)
_SLA_ 朗読課題7  A Lazy Thursday at the Zoo (p. 95)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)

180分
第9回
授業内容
『入門』 Ⅶ.イントネーション (3)
_SLA_ 朗読課題8  Take a High-Tech Tack (p.64)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)
180分
第10回
授業内容
『入門』 Ⅶ.イントネーション (4)
_SLA_ Unit 14  朗読課題9  Help!  (p. 100)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)
180分
第11回
授業内容
『入門』 Ⅶ.イントネーション (5)
_SLA_ Unit 1-4 朗読課題10  U.S.-Japan Trade Conflict (p. 104)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)
180分
第12回
授業内容
『入門』 Ⅶ-(6)音調群 朗読課題11  President Kennedy's Innaugural Speech (p. 182)
_SLA_ Unit 2-6 アイデアグループ

事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)

180分
第13回
授業内容
_SLA_ Unit 9 応用練習
朗読課題12  Ignorance on Parade (_SLA_ p. 89)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 次回の授業内容を予習し、また、次回の朗読課題を練習する。(90分)

180分
第14回
授業内容
_SLA_ Unit 13 長い文をリズミカルに読む
朗読課題13  Senator McCain on Digital Divide (_SLA_ p. 105)
事後学習・次回事前学習
[事後学習] 授業で扱った内容の復習(90分)
[次回事前学習] 教員が指定するまとめ課題に取り組む。(90分)
180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
後期の音声学活動をまとめる最終レポートを作成し、提出する(90分)
90分

フィードバック
提出された13回の朗読課題にグループワークで取り組んだ報告を具体的にリアクションペーパーや自分のノートに書き留めていただくが、リアクションペーパーは、次回の授業の始めに返却し、講評する。
評価方法および評価の基準
到達目標1は最初の5週分の実技を15%、授業への参加活動・リアクションペーパー・小レポートを15%、
2は次の5週分の実技を15%、授業への参加活動・リアクションペーパー・小レポートを15%、
3は最後の5週分の実技を15%、授業への参加活動・リアクションペーパー・小レポートを15%、
最終レポートを10%、として評価し、合計点60%以上を合格とする。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
新装版 英語音声学入門
竹林滋/斎藤弘子
大修館書店
978-4-469-24530-1
前・後期ともに2書両方の教科書を使います
Sounds Like American: A Guide to Fluency in Spoken English
Ann Cook著/三島篤志 編著
センゲージ・ラーニング
978-4-86312-117-1
前・後期ともに2書両方の教科書を使います
推薦書・参考文献
野北明嗣(2022), "How You Read English Letters"は、発音記号が苦手な人でも発音の区別が分かる大人向けフォニックスの映像教材です。個々の音のフォニックス表記だけを扱っている教材でなく、「重音・軽音」のセクションは英語の音節感覚を養うのに有効です。

履修上の助言、教員からのメッセージ
お手本をリピーティングするとき、正しい発音を聞いた直後でも、自己流に別の発音をしてしまうことがあります。個々の音(母音・子音・半母音)だけでなく、アクセントやリズム・イントネーションも同様です。このように、いったん覚えてしまった発音は直しづらいですが、地道に教科書の説明を読み練習すると、自分の考える通りに英語の発音を改良することができるようになるので、頑張りましょう。