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 教員名 : 齋藤 秀昭 
						
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					 科目名 
							小説研究 
							担当教員名 
							齋藤 秀昭 
							ナンバリング 
							Edf1020 
							学科 
							2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 芸術・文化コース 2年 
							学年 
							2年 
							開講期 
							2022年度後期 
							授業形態 
							演習 
							単位数 
							2.00単位 
							実務経験の有無 
							無 
							実務経験および科目との関連性 
							無 
							ねらい 
						①科目の性格 
							文芸文化学科の選択科目として、現代小説の読解および創作理論の習得を踏まえつつ、小説の〈場面〉やショートショートを創作することで、現代社会における文学の小説的価値について実践的に学修する。 
							②科目の概要 
							小説の創作理論を基礎から学ぶと同時に、小説の〈場面〉の実作を試みる。また、現代日本文学の優れた小説を読解・分析する中で、創作としての小説の卓越性についても学修し、それらを自らの作品(ショートショート)として開花させる。さらに、受講生同士の対話、つまり双方向的な授業環境を重視して、自己表現としての〈読み〉や創作物の〈発表〉の可能性も探っていく。 
							③授業の方法(ALを含む) 
							作家や作品に関する基本的な講義もおこなうが、創作理論や作品を熟読して来た受講生同士のディスカッションや、創作物の発表と相互批評を取り入れた授業を展開する。 
							リアクションペーパー/ディスカッション/レポート(表現)/創作、制作 
							④到達目標 
							到達目標1 小説の実践的な創作や作品の相互批評を通して、受講者各自の表現能力を養うことができる。 
							到達目標2 実際に小説を創作することで、読者を魅了する(個々の想像力に基づいた)小説創作の技法を向上させることができる。 到達目標3 優れた日本現代文学の小説や理論の読解・分析を通して、文学とは何かについて考えを深め、現代における小説の存在意義について考察できるようになる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする) 
							ED②-4 芸術・文化に関する表現技法/ED③-3 価値観の創造、発信 
							第1回 
							
						事前学習 
							近代の小説とは何かについて文学史年表や文学事典を用いて調べておく。 
							180分 
							授業内容 
							ガイダンス、近代の小説とは何か、創作の基礎知識、ショートショートについて(概論)【リアクションペーパー】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】『実践 小説教室』の第1章と第2章と「おわりに」を熟読し始める。 180分 
							第2回 
							
						授業内容 
							対象の観察【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】『実践 小説教室』の第1章第1節〜第2節(P16〜P45)を熟読してリアクションペーパーを完成させておく。 180分 
							第3回 
							
						授業内容 
							創作理論の読解と分析①【リアクションペーパー】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】『実践 小説教室』の第2章第1節〜第2節(P64〜P87)を熟読してリアクションペーパーを完成させておく。 180分 
							第4回 
							
						授業内容 
							創作理論の読解と分析②【リアクションペーパー】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】身近な人物についての観察を徹底的に試みる。 180分 
							第5回 
							
						授業内容 
							人物スケッチ【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】学校(十文字または母校)についての観察や記憶の整理を徹底的に試みる。 180分 
							第6回 
							
						授業内容 
							学校を書く【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】コロナ禍における日常についての観察や記憶の整理を徹底的に試みる。 180分 
							第7回 
							
						授業内容 
							コロナ禍の日常を描く【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】『実践 小説教室』の第2章第3節(P88〜P134)と「おわりに」を熟読してリアクションペーパーを完成させておく。 180分 
							第8回 
							
						授業内容 
							創作理論の読解と分析③【リアクションペーパー】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】最後に提出する小説(ショートショート)の構想を考え始める。 180分 
							第9回 
							
						授業内容 
							断片から書く【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】宇佐見りん『推し、燃ゆ』を熟読し始める。 180分 
							第10回 
							
						授業内容 
							一文小説【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】宇佐見りん『推し、燃ゆ』を熟読する。 180分 
							第11回 
							
						授業内容 
							カード小説【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】宇佐見りん『推し、燃ゆ』を熟読してリアクションペーパーを完成させておく。 180分 
							第12回 
							
						授業内容 
							宇佐見りん『推し、燃ゆ』の読解と分析①【リアクションペーパー】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】宇佐見りん『推し、燃ゆ』を熟読してリアクションペーパーを完成させておく。 180分 
							第13回 
							
						授業内容 
							宇佐見りん『推し、燃ゆ』の読解と分析②【リアクションペーパー】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】自分における「推し」とその意味について考えておく。 180分 
							第14回 
							
						授業内容 
							「推し」小説【創作、制作】【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で学んだことをノートにまとめておく。 
							【次回事前学習】最終レポート(ショートショート)を完成させておく。 180分 
							第15回 
							
						授業内容 
							受講者全員によるまとめとレポート提出【レポート(表現)】【ディスカッション】【創作、制作】 
							事後学習 
							日本近代文学における小説の特色や優れた小説の条件について、受講者同士のディスカッションや講義内容から学んだことをノートにまとめておく。 
							180分 
							フィードバック 
							提出された課題は全て熟読して採点・評価する。 
							優れた提出物や発表に関しては授業内で具体的に紹介し、全員で共有をするという形でフィードバックとする。 評価方法および評価の基準 
							授業への参加度を含む毎回のリアクションペーパー・創作(60%)とレポート(40%)で評価し、総合評価60点以上を合格とする。 
							到達目標1 リアクションペーパー(20%/60%)、レポート(10%/40%) 到達目標2 リアクションペーパー(20%/60%)、レポート(20%/40%) 到達目標3 リアクションペーパー(20%/60%)、レポート(10%/40%) 教科書 
							
						書名 
							著者 
							出版社 
							ISBN 
							備考 
						実践 小説教室 
							根本昌夫 
							河出書房新社 
							978-4309026633 
							推し、燃ゆ 
							宇佐見りん 
							河出書房新社 
							978-4309029160 
							推薦書・参考文献 
							
						特になし。 
							履修上の助言、教員からのメッセージ 
							★授業で扱う作品は、その作品を扱う授業日までに必ず熟読し、リアクションペーパーも完成させておくようにして下さい(これを怠ると授業を受ける意味がほとんどなくなります)。 
							★リアルで授業に参加する際は、4人一組で話し合いが出来るような位置で座るように心掛けて下さい(指定席にする可能性もありますので、その際は教員の指示に従って下さい)。また、ノートパソコンやタブレットを持参できる人は、持参すると創作がスムーズに捗ります。 ★授業では自作の発表もしてもらいます。自ら朗読するという形になりますので、小さな朗読会に臨む感じで気軽にやりましょう。 以下はオンライン授業も並行して行う場合が生じた際の注意事項です。 ★Zoomのアプリをパソコンにインストールし、こまめに「設定」の画面からアップデートをしておくこと。 ★Zoomに参加する際は、大学から与えられている十文字のアカウント(メールアドレス)を使用し、個人のメールアドレスは使わないこと。 ★オンライン授業も双方向での話し合いを重視しますから、Zoomから参加する際、ビデオ(カメラのことです)は必ずオンにして下さい(コミュニケーションは相手の表情その他全体を通して実現されるものですので、これは必須とします)。 ★通信環境や機材に不安がある人は、しっかり大学の教務と相談して善処するようにして下さい(今後の大学生活や就活にも大いに役立ちます)。  |