シラバス情報

科目名
初等家庭科教育 1Aクラス
担当教員名
富永 弥生
ナンバリング
EBa3020
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 芸術・文化コース 3年
学年
3年
開講期
2022年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
この授業では、小学校教諭として児童と深くかかわってきた現場での実務経験を活かし、「家庭」を指導していく上での知識、技能等を解説するとともに、学習指導要領を踏まえ、教育現場に生かすことができるよう、アクティブラーニングを導入しながら実践的な教育を展開していく。

ねらい
①科目の性格
この科目は、児童教育学科の「教科及び教科の指導法に関する科目」の選択科目であり、小学校教諭一種免許取得に必要な科目である。
②科目の概要
小学校家庭科の目標、家庭科で育成する資質・能力、内容、指導方法について理解する。そのうえで、学習指導計画・学習指導案を作成し、模擬授業を行う。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説を中心として、グループワーク、ディスカッション等を取り入れた授業を行う。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション
④到達目標
1.家庭科の教科としての意義や、小学校家庭科の目標・内容・指導方法などについての基礎的な知識を習得する。
2.実際の家庭科学習のあり方について、学習指導計画や学習指導案などの作成を通して具体的な授業場面を想定した授業計画を検討・提案することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-5 指導法の工夫

第1回
事前学習
シラバスを読んでおくこと。(20分)
自分がこれまでに経験した家庭科の授業について想起しておくこと。(40分)
所要時間は記述内容を参照
授業内容
オリエンテーション・子どもの発達をささえる家庭科【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
復習として、授業資料をもとに家庭科の特徴をふり返る。(20分)
予習として、小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読む。(40分)
所要時間は記述内容を参照
第2回
授業内容
家庭科の目標と教育内容の変遷
−生活科学領域との関係をもとに−
事後学習・次回事前学習
復習として、授業資料をもとに家庭科の変遷をふり返る。(1時間)
予習として、小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読む。(1時間)
所要時間は記述内容を参照
第3回
授業内容
家庭科の内容構成と指導計画作成の配慮事項【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
復習として、授業資料をもとに講義内容をふり返る。(1時間)
予習として、小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読む。(1時間)
所要時間は記述内容を参照
第4回
授業内容
指導計画作成の実際と題材の構成【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
復習として、授業資料や小学生用教科書をもとに講義内容・演習をふり返る。(1時間)
予習として、小学生用教科書の題材構成と各題材のおおまかな内容を把握する。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第5回
授業内容
授業設計と学習指導案の作成
−内容の取扱いと指導上の配慮事項−【レポート】
事後学習・次回事前学習
復習として、授業資料や小学生用教科書をもとに講義内容・演習をふり返る。(1時間)
学習指導案を作成する。(3時間)
予習として、小学生用教科書のQRコードでデジタルコンテンツを確認する。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第6回
授業内容
コンピュータや情報通信ネットワークの活用と教材教具の作成【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第5回の講義後に作成した学習指導案を再考する。(3時間)
学習指導に必要な教材教具を再考し、作成する。(3時間)
所要時間は記述内容を参照
第7回
授業内容
学習指導案の検討
−学習評価の規準と評価方法−【レポート】
事後学習・次回事前学習
授業資料や講義の内容をもとに、自分が作成した学習指導案に評価方法等を記載する。(2時間)
予習として、次回授業で模擬授業を行う内容について、小学生用教科書と小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読んでおく。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第8回
授業内容
内容A家族・家庭生活 模擬授業の実施・参観と協議【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
復習として、模擬授業や協議の内容をもとに、学習指導の工夫・改善を具体的に考え、学習指導案(修整案)を作成する。(3時間)
予習として、次回授業で模擬授業を行う内容について、小学生用教科書と小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読んでおく。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第9回
授業内容
内容B衣食住の生活(食生活) 模擬授業の実施・参観と協議【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
復習として、模擬授業や協議の内容をもとに、学習指導の工夫・改善を具体的に考え、学習指導案(修整案)を作成する。(3時間)
予習として、次回授業で模擬授業を行う内容について、小学生用教科書と小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読んでおく。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第10回
授業内容
内容B衣食住の生活(衣生活) 模擬授業の実施・参観と協議【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
復習として、模擬授業や協議の内容をもとに、学習指導の工夫・改善を具体的に考え、学習指導案(修整案)を作成する。(3時間)
予習として、次回授業で模擬授業を行う内容について、小学生用教科書と小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読んでおく。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第11回
授業内容
内容B衣食住の生活(住生活) 模擬授業の実施・参観と協議【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
復習として、模擬授業や協議の内容をもとに、学習指導の工夫・改善を具体的に考え、学習指導案(修整案)を作成する。(3時間)
予習として、次回授業で模擬授業を行う内容について、小学生用教科書と小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読んでおく。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第12回
授業内容
内容C消費生活・環境 模擬授業の実施・参観と協議【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
復習として、模擬授業や協議の内容をもとに、学習指導の工夫・改善を具体的に考え、学習指導案(修整案)を作成する。(3時間)
予習として、次回授業の内容について、小学校学習指導要領解説家庭編の該当箇所を読んでおく。(1時間)
所要時間は記述内容を参照
第13回
授業内容
家庭科と他の教科等との横断的な学習
−カリキュラム・マネジメントの視点から−
事後学習・次回事前学習
復習として、授業資料や小学生用教科書をもとに講義内容・演習をふり返る。(2時間)
所要時間は記述内容を参照
第14回
授業内容
家庭科授業におけるICTを活用したプログラミング的思考の育成【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
復習として、授業資料や小学生用教科書をもとに講義内容・演習をふり返る。(2時間)
第8回〜第12回の模擬授業実践を改めてふり返り、ICTの活用も含めて、学習指導計画・学習指導案の工夫・改善を再考する。(3時間)
所要時間は記述内容を参照
第15回
授業内容
指導計画と授業の工夫改善
事後学習
復習として、この科目の学修全体をふり返り、理解が不十分なことを補充すること。(4時間)
所要時間は記述内容を参照

フィードバック
課題のフィードバックは、次回以降の授業でコメント・返却する。
評価方法および評価の基準
レポート・学習指導案の作成(30%)、模擬授業の発表(20%)、課題論述試験(20%)、受講状況(30%)で評価する。60点以上を合格とする。

到達目標1 レポート・学習指導案の作成(15%)、模擬授業の発表(10%)、課題論述試験(10%)、受講状況(15%)
到達目標2 レポート・学習指導案の作成(15%)、模擬授業の発表(10%)、課題論述試験(10%)、受講状況(15%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
小学校学習指導要領解説家庭編
文部科学省
東洋館出版
9784491034669
小学校わたしたちの家庭科5・6
鳴海多恵子 他
開隆堂出版
9784304080869
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
教材作成に使用する文具等は各自用意すること。