シラバス情報

科目名
文芸文化テーマ研究ゼミ 0Cクラス
担当教員名
好本 惠
ナンバリング
EDj4086
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 3年
学年
3年
開講期
2022年度前期、2022年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
アナウンサーとして放送番組や文化イベントの制作に関わってきた知識や経験を指導に活かしていく。

ねらい
①科目の性格
本科目は、文芸文化学科3年次の専門必修科目である。1・2年次での学修成果を踏まえ、各自の関⼼事や問題意識を発展させ、4年次の「卒業研究」に向けて卒業論文執筆のための調査研究方法を探る。学生各自の調査にもとづく発表と討議による演習形式により主体的な学習態度を身につける。


②科目の概要
卒業論文執筆のための調査研究方法を学びながら、各⾃がテーマを定め研究を進める。その成果を発表して、全員で議論する。
③授業の方法(ALを含む)
前半はテキストを購読する。毎回担当者はレジュメを作り、発表をする。その発表内容を中心にグループ内で討議しながら理解を深めていく。後半は各自の卒業研究テーマを深め、卒業論文の原型になるようなレポートをまとめプレゼンテーションを行う。


リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/PBL
④到達目標
1、レジュメを作成して発表することや討論を通じて自分の考えをまとめ、論理的に話し、書く能力が身につく。
2、これまで学修したことから、⾃分が卒業研究として取り組むテーマを定めることができる。
3、作品や⽂献を調査して研究テーマについて、学年末に発表ができる。

⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED②-3 比較文化的考察/ED③-2 課題発見・考察/ED③-3 価値観の創造、発信

内容
当ゼミでは、暮らしの中の様々な声の文化について考える。具体的には、童話や絵本、日本や世界の昔話、近代や現代の文学作品などを、様々な角度から調べ言葉や表現の特徴を探るだけでなく、どう語られてきたのかにも着目する。そして、舞台朗読、演劇、テレビドラマや映画の台詞、番組やコマーシャルなどメディアで使われている言葉についても調査し分析をする。伝統芸能などから学ぶことも必要になってくる。さらに、その文化を生み出す人間に興味を持つことも大切である。多種多様な声の文化の中から、自分の興味のあるテーマを探し、卒業論文に結び付けていく。
前期は、自分のテーマを探すと同時に、教科書を使って論文の書き方の基本を身につける。毎回担当者を決め、その担当者の作ったレジュメをもとに皆で討議し、学び合う。後期はそれぞれの関心事をもとにテーマを深め、研究方法を検討する。自分の卒論のテーマに関連する資料を探し、代表的な研究論文を精読し、分析し考察して発表する。この論文を論ずる作業の中で、卒業論文の書き方が自然に身につく。
自分で研究テーマを考え、問いをたて、調査研究する方法を探り、そこで得られた結果や内容を、わかりやすい文章や声で人に伝える。その取り組みは、社会人としての基盤になるものである。また、ゼミ生同士で豊かなコミュニケーションをとり、お互いに協力しながら自分のテーマを深めていく。ゼミの様々な活動で自然に身につくコミュニケーション能力は、社会で生きていくうえで大きな力になるはずである。
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前準備】教科書の該当箇所や、参考文献を読む。担当者はプレゼンテーションの資料などを作る。それ以外の人は疑問点などを整理しておく。また、各⾃の研究テーマについて⾃分なりの問題意識を持って調べておく(各授業回に対して90分)
【事後学修】発表や討議の内容を振り返り、研究を深める。(各授業回に対して90分)  



フィードバック
毎授業の最初にリアクションペーパーに記載された質問などに返答し学習理解を深められるようにする。プレゼンテーションや発表に対してコメントする。
評価方法および評価の基準
到達目標(1)出席および質疑応答などの平常の活動 20%、演習の担当部分の発表 40%、最終レポート・作成物など 40%
到達目標(2)出席および質疑応答などの平常の活動 20%、演習の担当部分の発表 40%、最終レポート・作成物など 40%
到達目標(3)出席および質疑応答などの平常の活動 20%、演習の担当部分の発表 40%、最終レポート・作成物など 40%
総合評価60点以上を合格とする。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
『これから研究を書くひとのためのガイドブック』第2版
佐渡島沙織・吉野亜矢子
ひつじ書房
推薦書・参考文献
授業中に指示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ