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 教員名 : 山下 倫実 
						
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					 科目名 
							社会行動の心理学 1Aクラス 
							担当教員名 
							山下 倫実 
							ナンバリング 
							ECd4044 
							学科 
							2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 3年 
							学年 
							3年 
							開講期 
							2022年度前期 
							授業形態 
							講義 
							単位数 
							2.00単位 
							実務経験の有無 
							無 
							実務経験および科目との関連性 
							無 
							ねらい 
						①科目の性格 
							人間発達心理学科の学位授与方針1、2に該当する。人間発達心理学科の選択専門科目である。 
							社会心理学の領域では、自己意識、印象形成、対人魅力、コミュニケーション等と関わる応用領域である。 社会心理学の基礎的知識がある程度必要であり、対人関係の心理学、コミュニケーションの心理学など との関連がある。 ②科目の概要 
							人々は自分自身のため、もしくは他者からの印象や評価を向上させるため被服や化粧を用いて装う。 
							一方、装いの適切さは社会や文化の影響を受ける。そこで、本科目では社会心理学的手法を用いた 先行研究を紹介し、被服・化粧行動を科学的に理解することを目的とする。 ③授業の方法(ALを含む) 
							本科目では、講義による解説を中心としているが、各授業内でテーマに関連した2〜3つの課題について自分の考えをGoogle Formやリアクションペーパーに記入してもらう。 
							これらの回答と授業後の感想や疑問点について、教員が次の授業でフィードバックを行ない、学生間で共有する。 リアクションペーパー/レポート 
							④到達目標 
							到達目標1.社会心理学における関連領域の知見に関する理解を深め、被服・化粧にまつわる心理現象を客観的に説明することができる 
							到達目標2.被服・化粧に関する研究例から心理学的研究の方法論を理解し、日常生活における疑問を解決するアイディアを提案することができる 到達目標3.学んだ知識を基に、被服・化粧に関する知識を実生活で活用する方法を具体的に考えることができる ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする) 
							EC①-4 心理学の理論・概念・技能の活用の理解/EC②-2 分析的思考/EC③-2 知識・理解を活用する意欲 
							第1回 
							
						事前学習 
							【事前学習】シラバスを読んで、評価方法、講義内容をチェックし、興味のある章をノートに書いておく。また、なぜ人は装うのか(被服や化粧)、自分なりの考えをまとめておく。 
							90分 
							授業内容 
							なぜ人は装うのか(ガイダンス) 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で取り扱った内容について振り返り、それぞれの理論にあてはまる自分の経験をノートにまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】理想の身体像と被服による自己表現について、自分の考えをノートにまとめておく(90分) 180分 
							第2回 
							
						授業内容 
							被服による自己と感情の調整 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で取り扱った内容について振り返り、理想の身体像と被服による自己表現について理解したことをノートにまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】普段の生活を振り返り、化粧をした時の気持ちの変化についてノートにまとめておく(90分) 180分 
							第3回 
							
						授業内容 
							化粧による自己と感情の調整 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で取り扱った内容について振り返り、それぞれの理論にあてはまる自分の経験をノートにまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】男性もしくは女性の「美しい体型」として思い浮かぶ特徴について、自分の考えをノートにまとめておく(90分) 180分 
							第4回 
							
						授業内容 
							「美しさ」とは何か〜外見的魅力① 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で取り扱った内容について振り返り、授業を聞いて疑問に思ったことをまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】男性もしくは女性の「美しい顔」として思い浮かぶ特徴について、自分の考えをノートにまとめておく(90分) 180分 
							第5回 
							
						授業内容 
							「美しさ」とは何か〜外見的魅力② 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で取り扱った内容について振り返り、美しい顔の特徴をノートにまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】第一印象のよさに関連する被服やアクセサリーについて、自分なりの考えをノートにまとめておく(90分) 180分 
							第6回 
							
						授業内容 
							被服による対人認知と印象管理 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で取り扱った内容について振り返り、日常生活で活かせそうな装い方をノートにまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】自分自身の顔立ちについて「童顔」か「大人顔」かを考え、化粧の留意点をノートにまとめておく(90分) 180分 
							第7回 
							
						授業内容 
							化粧による対人認知と印象管理 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業で取り扱った内容について振り返り、自分の顔立ちを活かす化粧方法についてノートにまとめる(90分) 
							【次回の事前学習】ここまでの学習内容を振り返り、中間まとめに備える(90分) 180分 
							第8回 
							
						授業内容 
							中間まとめ 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】中間の小テストで回答できなかった問題をチェックし、その内容について復習する(90分) 
							【次回の事前学習】自分自身の日常生活を振り返り、「香り」の魅力について考えたことをノートにまとめておく(90分) 180分 
							第9回 
							
						授業内容 
							化粧の対人的コミュニケーション効果 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業の内容を振り返り、理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく(90分) 
							【次回の事前学習】通学途中に「道を尋ねられる」状況で、あなたが助けてあげようと思う人の特徴(性別,年齢,服装,行動など)をノートにまとめておく(90分) 180分 
							第10回 
							
						授業内容 
							被服と対人行動 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業の内容を振り返り、理解が不十分な内容について質問項目としてまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】化粧が心を癒す効果について、ニュースや書籍などを用いて調べ、ノートにまとめておく(90分) 180分 
							第11回 
							
						授業内容 
							適応力としての化粧 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業の内容を振り返り、理解が不十分な内容について質問項目としてまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】韓国と日本のアイドル(アーティスト)の被服の特徴の違いについて、ノートにまとめておく(90分) 180分 
							第12回 
							
						授業内容 
							被服と文化① 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業の内容を振り返って、日本特有の美意識が表現されている衣服に関する現象をノートにまとめておくこと(90分) 
							【次回の事前学習】「〇〇男子」という言葉を集め、どのような性格や行動特徴を持ち、どのようなファッションを好む人たちを指すのか,ノートにまとめておくこと(90分) 180分 
							第13回 
							
						授業内容 
							被服と文化② 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業の内容を振り返り、近年好まれている男性の被服の特徴についてノートにまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】「色の白いは七難隠す」の意味を調べ、自分なりの考えをノートにまとめておく(90分) 180分 
							第14回 
							
						授業内容 
							化粧と文化 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】横顔と正面顔の好みの文化差について、ノートにまとめておく(90分) 
							【次回の事前学習】配布された「レポート課題資料」を見て、レポート作成に関する疑問点をノートにまとめておく(90分) 180分 
							第15回 
							
						授業内容 
							まとめ 
							事後学習 
							【事後学習】これまでの授業内容を振り返り、レポートの作成に取り組む(90分) 
							90分 
							フィードバック 
							毎回、リアクションペーパーについてコメントし、学習理解を深める。中間テストについては 
							期末レポートまでに結果をフィードバックする。 評価方法および評価の基準 
							総じて、期末レポート50%、中間テスト35%、平常点15%により評価を行い、60点以上を合格とする。 
							満たさない場合には、単位は取得できない。 到達目標1.社会心理学における関連領域の知見に関する理解を深め、被服・化粧にまつわる心理現象を客観的に説明することができる(ミニテスト15%、期末レポート30%、平常点5%) 到達目標2.被服・化粧に関する研究例から心理学的研究の方法論を理解し、日常生活における疑問を解決するアイディアを提案することができる(ミニテスト10%、期末レポート10%、平常点5%) 到達目標3.学んだ知識を基に、被服・化粧に関する知識を実生活で活用する方法を具体的に考えることができる(ミニテスト10%、期末レポート10%、平常点5%) 教科書 
							
						推薦書・参考文献 
							
						【教科書】指定しない。必要に応じて、授業時に資料を配布する。 
							【推薦書】高木修(監)大坊郁夫・神山進(編)被服と化粧の社会心理学 北大路書房 越智啓太 美人の正体 実務教育出版 履修上の助言、教員からのメッセージ 
							*被服や化粧は個人の好みだけではなく、社会的な環境や文化などによっても左右される行動である。 
							普段からニュースや他者の言動に興味を持ち、情報収集する意欲を持っている学生が望ましい。 *再試験はしない  |