情報資源組織演習 0Aクラス

蟹瀬　智弘

2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語･日文ｺｰｽ 2年

2年

2022年度前期、2022年度後期

演習

2.00単位

無

無

司書課程の必修科目であり、演習を通じて情報資源組織の基礎的な知識と技術を習得する。

書誌データ作成および分類・件名付与の演習を⾏うことにより、情報資源組織について実践的な知識と技術を修得する。
図書館員としてのみならず、⼀般の社会⼈としても情報資源を活⽤できる⼈材となることを目指す。

テキストを簡単に解説した後、おもにテキストの課題を使⽤して演習を⾏う。その後演習課題について解説する。

ミニテスト／リアクションペーパー／実技、実験／レポート

1.⽇本目録規則を使用して目録データを作成できる。
2.⽇本⼗進分類法を使用して分類記号を付与できる。
3.基本件名標目表に基づいて件名標目を付与できる。
4.SIST02に基づいて参考⽂献を記述できる。

〇前期
1回 情報資源組織の概要(1章)　()内は教科書の章【リアクションペーパー】
2回 目録法(2章 1.-3.)【実技、実験】【レポート】
3回 タイトルと責任表示の記録(2章 4.(1))【実技、実験】【レポート】
4回 版と出版事項の記録(2章 4.(2)-(4))【実技、実験】【レポート】
5回 形態、シリーズの記録(2章 4.(5)-(6))【実技、実験】【レポート】
6回 注記の記録(2章 4.(7))【実技、実験】
7回 書誌階層構造(4章)【実技、実験】
8回 図書資料の目録復習【実技、実験】【レポート】
9回 継続資料の目録(3章 1)【実技、実験】【レポート】
10回 録音資料の目録(3章 2.(1))【実技、実験】【レポート】
11回 映像資料の目録(3章 2.(2))【実技、実験】【レポート】
12回 その他の資料の目録(3章 2.(3)-(6))【実技、実験】
13回 書誌ユーティリティーにおける目録(5章)【実技、実験】
14回 日本目録規則2018年版による目録(なし)【実技、実験】
15回 記述目録法まとめ【ミニテスト】
〇後期
1回 主題組織法の概説(6章)【実技、実験】
2回 日本十進分類法の概要(7章)【実技、実験】
3回 補助表の使い方(8章 1)【実技、実験】【レポート】
4回 総記、哲学、歴史分野の分類(8章 2)【実技、実験】【レポート】
5回 社会科学、自然科学分野の分類(8章 3)【実技、実験】【レポート】
6回 工業、産業、芸術分野の分類(8章 4)【実技、実験】【レポート】
7回 言語、文学分野の分類(8章 5)【実技、実験】
8回 分類演習応用【実技、実験】
9回 分類演習まとめ【ミニテスト】
10回 件名と統制語彙(9章 1)【実技、実験】
11回 基本件名標目表の使い方(9章 2)【実技、実験】
12回 件名作業(9章 3)【実技、実験】
13回 件名演習まとめ【ミニテスト】
14回 ネットワーク情報資源のメタデータ(10章)、索引・抄録作成法(11章)【実技、実験】
15回 主題組織法まとめ【ミニテスト】

【事前準備】毎回の授業までに、教科書の該当箇所を読んで理解しておくこと（50分）。前期第3回から第6回と第9回から第12回、後期第4回から第7回に向けては、前週の授業の中で事前課題を出すので必ず取り組んで提出すること（1時間）。
【事後学修】自分の演習記録をもとに、授業内容を復習すること（1時間）。

演習で作成した書誌データ等を授業後に回収して確認し、翌週の授業で返却する。書かれた質問には次回の授業で回答する。

演習記録と事前課題60%、まとめの回で実施する筆記試験（全4回）40%（目録法：演習記録と事前課題30%、まとめの回で実施する筆記試験20%。主題組織法：演習記録と事前課題30%、まとめの回で実施する筆記試験20%）とし、総合評価60点以上を合格とする。
ただし、演習記録と事前課題については前期・後期それぞれで60%以上を必須とする。

情報資源組織演習 改訂

小西和信

樹村房

978-4-88367-280-6

【推薦書】蟹瀬智弘. NDCへの招待. 樹村房, 2015（後期第1回〜第9回）
【参考図書】⽇本目録規則. 1987年版改訂3版. ⽇本図書館協会, 2006（前期第1回〜第13回,第15回）
⽇本目録規則. 2018年版. ⽇本図書館協会, 2018（前期第14回）
⽇本⼗進分類法. 新訂10版. ⽇本図書館協会, 2014（後期第1回〜第9回,第15回）
基本件名標目表. 第4版. ⽇本図書館協会, 1999（後期第10回〜第13回,第15回）

教科書は「改訂」を使用するので間違えないように。