シラバス情報

科目名
保健科教育法Ⅰ
担当教員名
岡山 睦美
ナンバリング
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 2年
学年
2年
開講期
2022年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
学校現場で保健学習を担当した経験を持つ教員が担当し、児童生徒の実態を取り入れた講義を展開していく。

ねらい
①科目の性格
本科目は教員の免許状取得のための必修科目である。中学校・高等学校の保健科教諭の普通免許を取得するために定められた「教育課程及び指導法に関する科目」である。
②科目の概要
小学校、中学校、高等学校の学習指導要領における保健科教育全体の教育課程を学ぶ。
保健科教育の目標や内容を押さえ、教育実践に展開するための考え方を学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
講義を中心に、課題の発表を行う。
ミニテスト/リアクションペーパー/グループワーク/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
到達目標1 学校教育における保健教育の位置付けと役割を理解することができる。
到達目標2 保健授業のデザインと創造的実践の方法について、様々な学習者論、教育内容論、教材・教具論、指導論を学習し、活用することができる。
到達目標3 学習指導案の意義を理解し、作成する事ができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)

第1回
事前学習
これまで受けてきた保健の授業がどのようなものであったか思い出しておく。
教科書の該当授業のページを読んでおく。
45分
授業内容
ガイダンス
これまでの保健授業での学習経験と保健学習の現状と課題
事後学習・次回事前学習
[事後学習]保健の教科書と学習指導要領を確認して、理解が不足している事柄について調べる。関連する法規を確認する
[次回の事前学習]インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意見を持つ。
180分
第2回
授業内容
教育課程の位置づけと教育内容
事後学習・次回事前学習
新しい教育課程について理解が不足している事柄について調べる。関連する法規を確認する。[事後学習]
インターネットや新聞で教育に関する記事を読み、意見を持つ。[次回の事前学習]
180分
第3回
授業内容
保健科教育のカリキュラム
事後学習・次回事前学習
理解が不足している事柄について調べる。関連する法規を確認する。[事後学習]
良い授業とは何かについて調べ、考えをまとめておく。[次回の事前学習]
180分
第4回
授業内容
保健の授業観、学習観
事後学習・次回事前学習
理解が不足している事柄について調べる。[事後学習]
課題動画を視聴し、良い授業についての考えをまとめておく。[次回事前学習]
180分
第5回
授業内容
よい授業とは
事後学習・次回事前学習
授業で扱ったさまざまな授業方法について確認し、理解が不足している事柄について調べる。[事後学習]
小学校の保健の教科書を読んでおく。[次回事前学習]
180分
第6回
授業内容
小学校保健の目標と内容
事後学習・次回事前学習
小学校学習指導要領と、教科書を振り返り、課題をまとめる。[事後学習]
中学校・高等学校の学習指導要領を読んでおく。[次回事前学習]
180分
第7回
授業内容
中学校保健の目標と内容・高等学校の保健の目標と内容の概要を知る
事後学習・次回事前学習
[事後学習]中学校・高等学校の学習指導要領と、教科書を振り返り、課題をまとめる。
[次回事前学習]課題の単元の教材となりそうな新聞記事(ネット記事)を探す。
180分
第8回
授業内容
保健の教材と指導方法
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループワークででた意見を元に、指導に適切な資料を選ぶ。
[次回事前学習]これまでの学習の振り返りを行い、次週の小テストの準備をする。
180分
第9回
授業内容
小テスト
保健授業の学習形態(主体的・対話的で深い学びの実現のための工夫)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]テストの振り返りをし、理解が不足している事柄について調べる。
[次回事前学習]教科書の該当箇所を読んでおく。
180分
第10回
授業内容
教授テクニック 授業の実践事例1
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業テクニックについてフィードバックを作成する。
[次回事前学習]教科書の該当箇所を読んでおく。
180分
第11回
授業内容
指導の計画の立て方と指導案作成方法【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習・次回事前学習]授業での内容を踏まえてグループで指導案を作成する。
90分
第12回
授業内容
主体的・対話的・深い学びに焦点を当てた授業の違いについて考える
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業テクニックについてフィードバックを作成する。
[次回事前学習]指導案を各自作成する。
180分
第13回
授業内容
指導案の作成とその評価
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループでの話し合いを元に指導案の修正を行う。
[次回事前学習]評価についての資料を読んでおく。
180分
第14回
授業内容
評価方法と考え方
事後学習・次回事前学習
[事後学習・次回事前学習]授業での内容を踏まえてグループで指導案に評価を入れたものを作成する。
180分
第15回
授業内容
指導案発表とまとめ
事後学習
個人で指導案を作成し、完成させる。
180分

フィードバック
テストや提出物は翌週以降コメントを入れて返却する。課題発表時はその場でコメントを伝える。
評価方法および評価の基準
到達目標1[筆記テスト30%、レポート10%]
到達目標2[レポート30%、ディスカッションへの参加度10%]
到達目標3[レポート20%]

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
保健科教育法入門
日本保健科教育学会 編
大修館書店
9784469268201
小学校学習指導要領解説 体育編
文部科学省
東洋館出版
9784491034676
中学校学習指導要領解説 保健体育編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1576-4
高等学校学習指導要領解説 保健体育編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1568-9
推薦書・参考文献
文部科学省 改訂「生きる力」をはぐくむ小学校保健教育の手引き【インターネット検索】
文部科学省 改訂「生きる力」をはぐくむ中学校保健教育の手引き【インターネット検索】

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