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 教員名 : 笠原 伸一郎 
						
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					 科目名 
							ビジネスコミュニケーション 
							担当教員名 
							笠原 伸一郎 
							ナンバリング 
							SAh2005 
							学科 
							2021年度 大学 教育人文学部 心理学科 2年 
							学年 
							2年 
							開講期 
							2022年度前期 
							授業形態 
							講義 
							単位数 
							2.00単位 
							実務経験の有無 
							無 
							実務経験および科目との関連性 
							無 
							ねらい 
						①科目の性格 
							本科目は、社会情報デザイン学科のビジネス(経済・経営、産業・企業)に関連し、企業経営におけるビジネスコミュニケーションの実態と問題点を学び、そのコミュニケーション能力の獲得と問題解決能力を実践的に習得することを目的とする。 
							②科目の概要 
							企業社会で経営学がどう役立ち、企業内でのビジネスコミュニケーションの円滑な活動を促す作用があるかを多くの事例を挙げて、わかりやすく説明する。 
							とくにサービス・ホスピタリティー分野を含めたコミュニケーションビジネスの問題点とその方向性を検討し、就職に役立つよう導いていく。 ③授業の方法(ALを含む) 
							毎講義開始時に講義概要を提示し疑問点を準備させる。講義内後半に質疑応答の時間を設け、疑問点の補足説明を行い講義要点を提示して終了する。同時に、毎講義後に小テスト・小レポートを実施し、個々の理解度の確認を行う。【討議・討論】【ミニテスト】 
							ミニテスト/レポート/ディスカッション/ケースメソッド 
							④到達目標 
							1 世界経済のグローバル化の潮流のなかでビジネスコミュニケーションの必要性を経営学を通して理解することができる。 
							2 協働して働く意味と企業内でのコミュニケーションの問題を理解することができる。 3 異文化経営の問題、とくに国際コミュニケーションビジネスについても深く理解することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする) 
							SA①-3 マネジメントの基礎的知識の修得/KJ③-3 コミュニケーションへの関与、意欲 
							第1回 
							
						事前学習 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 
							45分 
							授業内容 
							1. 企業とは何か。経営とは何か。 -社会の夢を実現させる方法- (事例:TDL:ディズニーランド) 
							1 経済学と経営学の違いは何か。基本的な相違点を解説する。 2 企業経営の目的は「お金儲け?」であるという誤解を解き、真の経営は「社会の夢を実現すること」にある事を理解する。 3 経営学には基本原理がないゆえ、多くの事例研究をとおして原理を習得する特殊性を理解する。 4 事例研究01:TDL(東京ディズニーランド):楽しい理由に隠された経営戦略の実態を解明する。 5 ビジネスコミュニーケーションとホスピタリティ・ビジネスを駆使した経営戦略の全容を解説する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第2回 
							
						授業内容 
							2. コミュニケーションの重要性 -米国の大学教育と日本の現状- (事例:UCLA、ハーバード大学) 
							1 経営学発祥の地:ハーバード大学とは?大学と経営学の関係を探る。 2 米国の大学教育におけるビジネスコミュニケーション能力の重要性を解説する。 3 日本の教育制度、コミュニケーション・システムの問題点を解明する。 4 日米の歴史的文化風土の比較から現代のビジネスコミュニケーションの問題点を解明する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第3回 
							
						授業内容 
							3. 日本企業の国際化 -メイド・イン・ジャパンはなぜ成功したのか- (事例:SONY) 
							1 事例研究02:SONYの設立経緯を概説する。 2 SONYの製品戦略(ニッチ戦略)の特徴を説明する。 3 SONYのマーケティング戦略(市場創造戦略)の実態を具体的に説明する。 4 SONYと十文字学園との関連性(知られざる関係性)によって、企業を身近に感じさせる。 5 SONYのマーケティング戦略(ミラー効果、広告戦略)の具体的戦術を解説する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第4回 
							
						授業内容 
							4. 日本企業の国際化 -SONYはなぜAppleに負けたのか?- (事例:SONY) 
							1 SONYのマーケティング戦略:ウォークマンを事例に独創的な戦略を解明する。 2 SONYのコミュニケーション戦略(人脈、ネーミング戦略)を具体的に説明する。 3 SONYの製品開発戦略の特徴を抽出する。 4 事例研究03:Apple(SONYの経営比較) 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第5回 
							
						授業内容 
							5. グローバルリーダーの条件  -No.1になるとなぜ得なのか- (事例:GEの戦略) 
							1 事例研究04:GEって、どんな会社?エジソンが創設し、今では航空機エンジンでは世界トップ企業の概要を説明する。 2 長寿企業GEは、なぜ今でも強いのか?その優れた経営戦略に迫る。 3 No 1 戦略の重要性:1番になることの利点と意義を解明する。 4 No 1 戦略の具体的な事例を解説する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第6回 
							
						授業内容 
							6. グローバルリーダーの条件  -スピード経営、早い決断の重要性- (事例:GEの戦略) 
							1 何をやるにも早い方が良い?なぜ世界のトップは決断が速いのか? 2 スピード経営を事例に、意思決定論を解説する。 3 メンテナンス・ビジネス(売った後にアフターケアで稼ぐ)とコミュニケーション・ビジネス 4 グローバル時代に生き残る条件とは何か? 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第7回 
							
						授業内容 
							7. 経営学理論の変遷と社内コミュニケーションの改善(ウォーム・アプローチ) 
							1 フレデリック・テーラーによる経営学の誕生(機械的経営)を概説する。 2 能率と効率の違いは?非人間的管理からの脱却がはじまった理由を論説する。 3 人間関係論の誕生:ウォーム・アプローチの観点から人間性を重視した経営(職場でのコミュニケーション)の変遷を解説する。 4 マズローの欲求段階説の概要と問題点を指摘する。 5 XY理論から行動科学への理論展開を概説する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第8回 
							
						授業内容 
							8. 経営学理論の変遷と社内コミュニケーションの改善(クール・アプローチ) 
							1 構造的(システム・アプローチ)の概説 2 バーナードの組織論の概説 3 サイモンの意思決定論とMIS(経営情報システム)の発展をコンピューターとの関係で説明する。 4 事例研究05:MISの基盤となるIBM360の誕生とその影響を、富士通を事例にして詳述する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第9回 
							
						授業内容 
							9. 夢実現の経営戦略 1:人がやらない事をする。人が喜ぶ事をする。(HONDAの事例) 
							1 事例研究06:HONDAの会社概要 2 成功の法則:「人が喜ぶものを作る」「人がやらない事をする」 3 事例研究:不可能を可能とする「マン島オートバイレース」を例に成功哲学を説明する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第10回 
							
						授業内容 
							10. 夢実現の経営戦略 2:人はなぜ働くのか、会社とは何か?(HONDAの事例) 
							1 人はなぜ働くのか、会社とは何か? (働く意義と会社存在理由) 2 事例研究:子供たちに青い空を!世界初のクリーンエンジン:CVCCエンジン誕生の経緯を解説する。 3 「夢を諦めない」本田宗一郎の哲学を解説する。 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第11回 
							
						授業内容 
							11. 日本的経営とコミニケーション 
							1 日本的経営の特徴は何か? 2 ビジネスコミニケーションにおける飲みニケーションの意義とは? 3 事例研究07:日本企業の問題点と今後の課題 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第12回 
							
						授業内容 
							12. 日本的経営と日本的生産システム(事例研究:トヨタ自動車) 
							1 日本的生産システムの内容を概説する。 2 カンバン方式とジャスト・イン・タイムが生まれた理由とその背景 3 事例研究08:日本の自動車産業の変遷とトヨタ自動車 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第13回 
							
						授業内容 
							13. 日本的経営と日本的生産システム(事例研究:セブンイレブン) 
							1 ジャスト・イン・タイムとセブンイレブン飛躍の背景を詳述する。 2 事例研究09:セブンイレブン 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第14回 
							
						授業内容 
							14. 異文化コミュニケーションによる起業家精神とベンチャー・ビジネス 
							1 事例研究10:米国の学生ベンチャーの概説する。(マイクロソフト、グーグル) 2 事例研究11:ヒューレット・パッカード社の誕生とシリコンバレー誕生の歴史的経緯を説明する。 3 異文化コミュニケーションとボーン・カンパニーの関係性を論究する。 4 事例研究12:楽天、DeNa 事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、疑問点・興味をもった点を推薦書・関連書籍などを参考に、詳しく調べてみる。同時に「将来の自分のキャリア形成」との関連で疑問点を準備し、まとめておく。(計45分) 
							【事前学習】次週授業で講義する該当項目を推薦図書、参考図書、関連書籍で確認する。(30分) 経済記事(日本経済新聞)などを日々読む習慣をもつとともに疑問点をまとめておく。(15分)(計45分) 90分 
							第15回 
							
						授業内容 
							15. 総括 
							1 本講義の結論と全授業の論点を総括する。 2 レポート課題の説明 3 質疑応答による討論 4 最後に:経営学はあらゆる分野に応用できることを理解し、将来の成功に役立てて欲しい。 事後学習 
							【事後学習】授業内容を復習後、「将来の自分のキャリア形成」との関連で興味をもった点を推薦図書、参考図書、関連書籍などを参考に、より詳しく調べ、就活に備えたノートを作成する。(計90分) 
							90分 
							フィードバック 
							毎講義の最初に前回講義の簡単な復習を行い、同時に前回講義後の小テスト、小レポートの解説をして学習理解を深めながら、本講義を進める。 
							評価方法および評価の基準 
							講義への積極的な参加を重視する。授業参加度を知るため、①各回講義での質疑応答を含む討論への参加度および②小テスト、小レポートの提出度(60点)を総合的に評価する。加えて、③学期末レポート(40点)で全体の理解度を確認し、総合評価60点以上を合格とする。 
							教科書 
							
						推薦書・参考文献 
							
						【推薦書】笠原伸一郎著『グローバル企業の史的展開』(中央経済社:電子版)、笠原伸一郎編『図説 国際ビジネス』(中央経済社)、 江夏健一編『新版 理論とケースで学ぶ国際ビジネス』(同文館出版) 335.5/R、田中則仁編『アジアのグローバル経済ととビジネス』(文眞堂) 
							【推薦資料】日本経済新聞、笠原伸一郎「日本のカメラ・光学産業の進化プロセス:ニコン、キャノンにみる事業拡大戦略の変遷とその課題」(専修大学社会科学研究所月報)ほか 履修上の助言、教員からのメッセージ 
							日常生活においても、書籍に加えて新聞・メディアを通して企業・社会の動向を注視しよう!授業中、疑問点があれば積極的に発言し、夢に向かってチャンスの扉を開けよう! 
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