シラバス情報

科目名
臨床看護実習
担当教員名
山本 智子、鈴木 雅子
ナンバリング
ECg4080
学科
2021年度 大学 教育人文学部 心理学科 3年
学年
3年
開講期
2022年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
小児看護学を専門とした看護師および看護教員経験が、本授業の展開に大いに関与している。

ねらい
①科目の性格
学科専門科目の選択科目であり、養護教諭免許取得のために定められた養護に関する科目の必修科目となっている。
②科目の概要
学内での講義・看護支援のロールプレイ・学外での臨床講義によって展開する。ここでは、看護の視点で子どもの健康保持のために養護教諭として適切な判断と対応ができるための基礎的能力を培う。
③授業の方法(ALを含む)
学内講義、ロールプレイ、臨床講義の3要素で授業をすすめていく。
ミニテスト/レポート/グループワーク/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
1.感染管理に関して、学校現場にあてはめた場合、どのように取り扱うことがよいのか考え、適切な対処や行動をとることができる。
2.慢性疾患や障がいのある子ども達を地域の学校(特別支援学校を含む)で受け入れる際に、適切な援助が理解でき、対処・行動することができる。
3.身体不調や異常を訴える子ども達に対して、症状を見極める能力を身に付け、適切な看護ケアが実施できる。
4.命や性の教育について、考えることができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-3 養護教諭としての知識・技能/EC③-4 理論・概念・知識・技能の主体的活用

第1回
事前学習
「小児保健看護学」で取り上げた小児看性疾患とアレルギー疾患について、1回目の授業の質問に答えらっれるように、これまで作成したノートを整理しておく。
180分
授業内容
小児看性疾患に関するヘルスアセスメント【リアクションペーパー】【グループワーク」】(山本・鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義については学びノートに加筆する。
【事前学習】脳神経・自律神経系疾患(てんかん、けいれん、起立性調節障害)の特徴についてノートにまとめる。
180分
第2回
授業内容
子どもの脳神経系疾患、起立性調節障害【リアクションペーパー】【グループワーク】(山本)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】子どもの整形外科疾患・スポーツ障害の特徴についてノートにまとめる。
180分
第3回
授業内容
子どもの整形外科系疾患・スポーツ障害【リアクションペーパー】【グループワーク】(山本)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】女性ホルモンの働きと月経の仕組みの特徴についてノートにまとめる。
180分
第4回
授業内容
女性ホルモンの働きと月経の仕組み【リアクションペーパー】【グループワーク】(山本)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】性感染症についてノートにまとめる
180分
第5回
授業内容
性感染症【リアクションペーパー】【グループワーク】(山本)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義を振り返り、配布資料等をまとめ、ノート作りをする。
【事前学習】応急手当の際の優先順位、緊急度の判断について復習し、ノートにまとめる
180分
第6回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもへのフィジカルアセスメントと対応【リアクションペーパー】【グループワーク」】(山本)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義については学びノートに加筆する。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第7回
授業内容
臨床看護実習の前半授業の振り返りと整理まとめ【グループワーク」】(山本)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第8回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ①(発熱・頭痛・倦怠感)【ロールプレイ】【ディスカッション】(鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第9回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ②(腹痛・嘔気嘔吐・呼吸困難)【ロールプレイ】【ディスカッション】(鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】次回のロールプレイテーマについて、自分なりの観察ポイントやアセスメントの視点、展開する看護について、ノートに記載する。
180分
第10回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ③(掻痒感・外傷・打撲)【ロールプレイ】【ディスカッション】(鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】ロールプレイについて、ノートに加筆する。
【事前学習】各自で担当したロールプレイを見直す。
180分
第11回
授業内容
身体不調や異常を訴える子どもの看護ロールプレイ④(意識障害・けいれん・不定愁訴)【ロールプレイ】【ディスカッション】(鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】各グループのロールプレイの台本に、授業を振り返り各自で必要事項等を加筆する。自身が演習で体験した事例については、SOAP形式の記録を作成する。
【事前学習】臨床講義を受講する病院の看護理念について病院HPで確認し、ノートに記載し、授業内での質問に答えられるように準備しておく。
180分
第12回
授業内容
第12回〜15回の4回分は、病院で1日臨床講義を受講する展開となる。
臨床講義①(病院の機能と役割、他職種の連携と機能、病院における感染管理の実際)【レポート】(鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】学校サイドの養護教諭として、病院との連携や感染管理について、学びをどのように活かすのか考察し、レポートにまとめる。
【事前学習】子どもの救急処置について復習し、授業内での質問に答えられるように準備しておく。
180分
第13回
授業内容
臨床講義②(小児救急看護の実際)【レポート】(鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】学校サイドの養護教諭として、病院に搬送する判断や応急手当について考察し、レポートにまとめる。
【事前学習】慢性疾患のあることもの看護について復習し、授業内での質問に答えられるように準備しておく
180分
第14回
授業内容
臨床講義③(慢性疾患および障害のある子どもへの看護、病院と学校との連携)【レポート】(鈴木)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】学校サイドの養護教諭として、慢性疾患子どもの入院生活と退院後の学校生活を支えるための視点について考察し、レポートにまとめる。
【事前学習】生命の誕生や生殖機能について復習し、授業内での質問に答えられるように準備しておく。
180分
第15回
授業内容
臨床講義④(生命と性の教育)【レポート】(鈴木)
事後学習
【事後学習】学校サイドの養護教諭として、生命と性の教育について考察し、レポートにまとめる。(鈴木)
180分

フィードバック
授業の初めに前回授業の質疑応答に返答し、学習理解が深められるようにする。
評価方法および評価の基準
筆記試験(35点)、演習の参加状況(35点)、臨床講義レポート(30点)により総合的に評価し、60点以上を合格とする。但し、上記3つの視点でいずれかが得点の60%に満たない場合は、単位は未認定となる。
到達目標1.筆記試験(10/35)、演習の参加状況(5/35)、臨床講義レポート(10/30)
到達目標2.筆記試験(10/35)、演習の参加状況(5/35)、臨床講義レポート(10/30)
到達目標3.筆記試験(10/35)、演習の参加状況(25/35)、臨床講義レポート(5/30)
到達目標4.筆記試験(5/35)、臨床講義レポート(5/30)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
養護教諭養成課程 基礎看護技術
山本勇監修
北樹出版
推薦書・参考文献
適宜授業内で指示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
養護教諭免許取得を本気で目指している学生で、かつ、「看護学概論」「看護援助方法」「小児保健看護学」「解剖生理学」の単位を修得している学生を対象とする。
授業はこれまでの学びの上にあるので、これまでの学びノートを持参して授業に参加してください。
R4年度は担当者変更のため、内容が変更する場合があります。