シラバス情報

科目名
理科実験観察
担当教員名
塚田 昭一、髙橋 等
ナンバリング
EBf4069
学科
2021年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 3年
学年
3年
開講期
2022年度前期
授業形態
実験・実習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
学校現場における教員経験のある者が、理科の教科指導の経験を活かし、小中学校の学習内容である理科の実験・観察を効果的、安全に指導するための技能習得や指導技術について指導します。

ねらい
①科目の性格
この科目は、児童教育学科の「学校教員実力養成分野」の選択科目です。小中学校の学習内容である理科の観察・実験を効果的に行い、安全な観察・実験の技能、科学的な概念を育成する方途等、実践的指導力を身に付けます。
②科目の概要
理科教育の特質は、実際の観察・実験により、科学的思考力、問題解決の力を身に付けさせるところにあります。安全でしかも効率よく観察や実験を行い、児童の科学的思考力や表現力を高めるため、実際に観察・実験器具の準備や薬品等の希釈、実験操作等を行います。また、小学校の学習内容と関連する中学校理科の内容も扱い、小中学校の教育課程の接続も踏まえて学修します。
③授業の方法(ALを含む)
本科目は、観察・実験を中心とした演習です。観察・実験の際には模擬授業を行い、演示実験やプレゼンテーションを行ったりグループ協議をしたりします。模擬授業担当者と受講生との双方向の学びを重視します。
リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)/ロールプレイ・模擬授業/フィールドワーク
④到達目標
1.小学校段階における問題解決学習の方法に加え、中学校段階における探究的な学習についての指導方法を身に付けることができる。(観察・実験のパフォーマンステスト40/70%、レポート等10/30%)
2.観察・実験の際の事故防止や薬品の希釈・濃度調整など、基礎的な観察・実験技能を身に付けることができる。(観察・実験のパフォーマンステスト30/70%、レポート等20/30%)
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-5 指導法の工夫/EB②-1 他者との協働、役割・職務遂行/EB③-3 主体的・継続的学修

第1回
事前学習
授業内容
理科学習(観察・実験)を楽しく学ぶ方法と指導の仕方
演習の進め方、ガイダンス
理科教育の歴史について(講話)
【リアクションペーパー】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第2回
授業内容
観察・実験1
3年「磁石の性質①」(実験器具の扱い方、実験記録の仕方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第3回
授業内容
観察・実験2
3年「磁石の性質②」(実験器具の扱い方、実験記録の仕方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、前回の授業との差異点や授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第4回
授業内容
観察・実験3
4年「金属、水、空気と温度①」(アルコールランプ、ガスコンロの使い方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第5回
授業内容
観察・実験4
4年「金属、水、空気と温度②」(アルコールランプ、ガスコンロの使い方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、前回の授業との差異点や授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第6回
授業内容
観察・実験5
3年「身の回りの生物①」(野外観察の方法、記録写真の撮り方、ネイチャーゲーム)についての演習
遠隔授業受講者は、自宅周辺の自然観察をし、レポートを作成する。
【フィールドワーク】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第7回
授業内容
観察・実験6
3年「身の回りの生物②」(野外観察の方法、記録写真の撮り方、ネイチャーゲーム)についての演習
遠隔授業受講者は、自宅周辺の自然観察をし、レポートを作成する。
【フィールドワーク】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第8回
授業内容
観察・実験7
3年「昆虫と植物①」(虫眼鏡の使い方、観察記録の仕方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第9回
授業内容
観察・実験8
3年「昆虫と植物②」(虫眼鏡の使い方、観察記録の仕方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、前回の授業との差異点や授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第10回
授業内容
観察・実験9
4年「電流の働き①」(検流計、電流計の使い方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第11回
授業内容
観察・実験10
4年「電流の働き②」(検流計、電流計の使い方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、前回の授業との差異点や授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第12回
授業内容
観察・実験11
5年「物の溶け方①」(アルコールランプの使い方、ろ過の仕方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第13回
授業内容
観察・実験12
5年「物の溶け方②」(アルコールランプの使い方、ろ過の仕方)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、前回の授業との差異点や授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第14回
授業内容
観察・実験13
6年「てこの規則性①」(実験用てこの使い方、法則の発見)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習・次回事前学習
授業振り返りレポートの作成
次回模擬授業担当者は、授業の構想を立て、指導の役割分担をし、予備実験を行い模擬授業に備える。
90分
第15回
授業内容
観察・実験14
6年「てこの規則性②」(実験用てこの使い方、法則の発見)についての演習
【実技、実験】【グループワーク】
遠隔授業受講者は、模擬授業を視聴し、前回の授業との差異点や授業の進め方、感想を振り返りシートに記入する。
【レポート】
(髙橋、塚田)
事後学習
授業振り返りレポートの作成
45分

フィードバック
授業後に毎回提出された振り返りレポートを学生に返却し、感想に対するコメントを加えて学修を深める。
毎授業の最初に、前回授業の質疑に返答し、学習理解を深められるようにする。
評価方法および評価の基準
授業に臨む態度や姿勢、実験・観察の技能習得状況、模擬授業の内容(70%)
毎時間の授業の振り返りレポートの提出状況と内容(30%)
総合評価60点を合格とする。
1.小学校段階における問題解決学習の方法に加え、中学校段階における探究的な学習についての指導方法を身に付けることができる。(観察・実験のパフォーマンステスト40/70%、レポート等10/30%)
2.観察・実験の際の事故防止や薬品の希釈・濃度調整など、基礎的な観察・実験技能を身に付けることができる。(観察・実験のパフォーマンステスト30/70%、レポート等20/30%)

教科書
推薦書・参考文献
小学校学習指導要領解説「理科編」(平成29年7月)文部科学省
中学校学習指導要領解説「理科編」(平成29年7月)文部科学省
「小学校理科の実験、観察の手引き」平成23年3月 文部科学省
「新学習指導要領の展開」 塚田昭一編著 明治図書出版

履修上の助言、教員からのメッセージ
模擬授業を担当する受講者は、必ず予備実験を行い安全確認をしてから授業実践します。