シラバス情報

科目名
音楽表現応用 01クラス
担当教員名
金勝 裕子
ナンバリング
EAg3060
学科
2021年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 2年
学年
2年
開講期
2022年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、幼児教育学科の表現と文化領域の保育士資格選択必修科目である。「音楽表現基礎技能」「子どもと歌唱表現」での学びを受け、保育現場での様々な音楽表現活動に対応する力の習得を目的とする。音楽表現に関わる幅広い理解、共感力、表現力を身に着けることを目指す。


②科目の概要
鍵盤楽器の演奏、歌唱のみならず、合唱、合奏、日本の音楽の理解と演奏(筝)、創造的な音楽活動に至るまで多彩な内容を扱う。それぞれを担当する講師陣をそろえ、2,3年次前・後期に別内容を繰り返し受講できることから幅広く学ぶことができる。

③授業の方法(ALを含む)
ピアノは基本的には個人レッスンで授業を行うが、連弾、他楽器とのアンサンブルなども取り入れる。声楽は履修希望者の人数により、個人レッスン、合唱、重唱などの形式で声楽担当教員と履修者で相談の上、授業を進める。箏はグループレッスンを基本とする。創造的音楽活動は基本的にはグループワークを通して、音・音楽を使った様々な表現活動に取り組む。
ミニテスト/リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
1.保育者に必要な音楽表現を身につけることができる。
2.音楽表現を楽しむ姿勢を培い、豊かに表現することができる。
3.音楽表現を共有し、それらを互いに高めることができる。


⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA①-3 保育実践/EA②-4 保育者の感性/EA③-5 問題意識、解決に取り組む姿勢

内容
授業は以下に示す4分野が開講される。

①鍵盤楽器(ピアノ)演奏
1年次後期開講の「音楽表現基礎技能」を履修した学生を対象に、さらなるスキルアップを目指す。多様なピアノ演奏を楽しむことができるように、個人レッスンはもちろんのこと、連弾や他楽器とのアンサンブルなども行う。また、子どもの歌を弾き歌いするスキルを磨く。個々人の課題は担当教員と相談しながら決める。

②歌唱
わらべ歌、唱歌、童謡などを合唱にアレンジした作品やその他の合唱作品を表現することを通して受講者の歌唱力向上を図るとともに、保育者に求められる子どもの豊かな歌唱表現を支えるための歌唱表現の体得を目指す。履修者の状況によっては個人レッスンを行うこともある。

③邦楽
「五人囃子が奏でる音楽とはどのようなものか」など、今も生活の中で息づいている日本の楽器や音楽、あるいは継承していきたい音楽も含め、日本の音楽・文化について幅広く学ぶ。日本の音楽は音組織も、それを表す楽譜も西洋音楽のそれとは異なるものなので、そういった理論についても学ぶ。楽器としては筝を使用し、日本の「わらべうた」や日本古謡を演奏する。

④創造的な音楽活動
子どもの歌を中心に音楽を構成する要素について学び、様々にアレンジして楽しむスキルを身に着ける。子どもの歌を合奏にアレンジする、子どもの歌に音を加えて表現の幅を広げる、生活の中の音を探索する、写真、絵本等副次的教材を使いながら音の世界を構築する等のワークを通して、子どもの創造的音楽表現を支える力をつける。
















各授業回における授業外学習の内容・所要時間
事前学習については、それぞれの分野で出された課題の準備を行う。毎回60分程度を目安とするが、ピアノ等は小時間でも毎日練習することが望ましい。
事後学習については学びを振り返り、復習を行う。40分程度を目安とする。

フィードバック
課題の中で出されたレポートやリアクションペーパー、ミニテスト等に関してはコメント等を付して返却する。
評価方法および評価の基準
課題への取り組みの評価のために試験やレポート課題などを課すかどうかは各分野の担当教員による。
到達目標1,2,3共に、授業への参加態度40%、課題への取り組み60%とし、総合評価60点以上を合格とする。合格点に満たなかった場合「再評価」を行うための課題が課せられることがある。


教科書
推薦書・参考文献
[使用テキスト・参考文献]
①ピアノ②歌唱で使用する楽譜は担当教員が指示する。
③邦楽は「わらべ歌集」「古曲」などを使用する。
④創造的な音楽活動は基本的に「音楽表現基礎技能」「子どもと歌唱表現」で使用した教科書を使用する。




履修上の助言、教員からのメッセージ
自身の表現力や音楽文化に関する知識や理解力を養うため、自分の必要や興味に応じた分野を選択し、受講してください。各分野とも履修人数にはある程度の制限がありますので、事前に開講時間、内容を記した一覧に受講希望を書き込むアンケートを実施し、それに基づいて受講期、日時を決定していきます。2,3年次の前・後期に繰り返し受講できる形で開講されますが、担当者によっては開講期が限定される、或いは開講期によって内容が異なることもあります。