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 教員名 : 二宮 紀子 
						
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					 科目名 
							保育内容の指導法(音楽表現) 1Aクラス 
							担当教員名 
							二宮 紀子 
							ナンバリング 
							EAc3032 
							学科 
							2021年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 3年 
							学年 
							3年 
							開講期 
							2022年度前期 
							授業形態 
							演習 
							単位数 
							2.00単位 
							実務経験の有無 
							無 
							実務経験および科目との関連性 
							無 
							ねらい 
						①科目の性格 
							幼稚園教諭免許取得・保育士資格取得の必修科目である。 
							②科目の概要 
							領域「表現」の音楽的表現に関わる内容を持ち、保育内容としての音楽表現活動を理解し、指導する力を養う。乳幼児期の発達に応じた表現について,主に音楽面において理解し,表現活動を援助・指導する方法について学ぶ。 
							③授業の方法(ALを含む) 
							教科書の内容に沿った講義を中心とするが、様々なワークを通して実際に経験し、グループで共有し、意見交換し、考えをまとめて発表する等の演習形式で行う。指導案を作成し模擬保育を行う。 
							リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業/ICT 
							④到達目標 
							1.領域「表現」における子どもの音楽的表現について、その表れを理解し、適切な援助について把握している。 
							2.保育内容として音楽表現に関わる様々な表現活動を理解し、活動を援助することができる。 3.保育内容としての音楽表現の指導に関して理解し、指導計画を立てることができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする) 
							EA①-3 保育実践/EA①-4 指導案作成・実践/EA②-4 保育者の感性 
							第1回 
							
						事前学習 
							シラバスを確認し、教科書第1章を予習する。 
							90分 
							授業内容 
							領域「表現」における音楽的表現について 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】領域「表現」における音楽表現についてまとめる。 
							【次回事前学習】教科書第4章(1)〜(4)を予習する。 180分 
							第2回 
							
						授業内容 
							声の多様性 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】ワークを復習する。 
							【次回事前学習】教科書第4章2、3を予習する。 180分 
							第3回 
							
						授業内容 
							歌うということ 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】子どもが歌うということはどういうことかリアクションペーパーにまとめる。 
							【次回事前学習】自分の好きな子どもの歌から子どもの歌の特徴を挙げておく。伴奏のある歌とない歌の違いを考える。 180分 
							第4回 
							
						授業内容 
							子どもの歌とは 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】ディスカッション内容をまとめる。 
							【次回事前学習】ディスカッションのまとめを基に歌唱指導の内容について考える。 180分 
							第5回 
							
						授業内容 
							歌唱指導とは何か 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】教科書第12章2を読む。歌唱指導について小レポートにまとめる。 
							【次回事前学習】生活の中にある「気になる音」を集める。自身で再現しても録音したものを披露してもよい。美味しい音、びっくりする音、季節を感じる音、気持ちの良い音等。 180分 
							第6回 
							
						授業内容 
							環境音を楽しむ 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】集めた音を使った表現活動の感想をリアクションペーパーにまとめる。 
							【次回事前学習】教科書第5章1を予習する。何か一つ素材を準備する。 180分 
							第7回 
							
						授業内容 
							素材との出会い(音を聴く・奏でるということ) 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】素材と出会った活動を振り返る。 
							【次回事前学習】グループで音遊びを考える。プレゼンテーションの準備をする。 180分 
							第8回 
							
						授業内容 
							素材を使っての音遊び 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】プレゼンテーションに関する感想をリアクションペーパーにまとめる。 
							【次回事前学習】資料を予習する。 180分 
							第9回 
							
						授業内容 
							乳幼児の楽器活動 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】乳幼児の楽器活動について振り返る。 
							【次回事前学習】教科書第12章1,3を予習する。 180分 
							第10回 
							
						授業内容 
							リズム活動の音楽 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】リズム活動について復習する。 
							【次回事前学習】教科書第9章を予習する。 180分 
							第11回 
							
						授業内容 
							行事と音楽 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】行事や発表会について自身の考えをリアクションペーパーにまとめる。 
							【次回事前学習】指導案作成の資料を予習し、自身がどの活動を取り上げるか考える。 180分 
							第12回 
							
						授業内容 
							音楽活動の指導案の作成 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】指導案の作成に関して復習する。 
							【次回事前学習】指導案を作成する。 180分 
							第13回 
							
						授業内容 
							内容別指導案を揉む 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】活動別にグループで揉んだ内容についてまとめる。 
							【次回事前学習】模擬保育の準備をする。 180分 
							第14回 
							
						授業内容 
							模擬保育を行う 
							事後学習・次回事前学習 
							【事後学習】模擬保育について振り返る。 
							【次回事前学習】学んだこと全般を振り返る。 180分 
							第15回 
							
						授業内容 
							まとめ・感性を育てる保育で音楽が果たす役割 
							事後学習 
							【事後学習】授業で学んだことを振り返り、レポートとしてまとめる。 
							90分 
							フィードバック 
							リアクションペーパー、小レポート等提出された課題には授業時間内に解説・コメントする。活動別指導案に関して必要に応じて添削、解説し、共有できるような形をとる。 
							評価方法および評価の基準 
							到達目標1、2に関してはリアクションペーパー、小レポートなどの提出物(20%/100%)、デスカッションやグループワークなど授業への取り組み(10%/100%)、最終のまとめのレポート(40%/100%)で、到達目標3に関しては指導案の作成、模擬保育への取り組み(30%/100%)で総合的に評価し、60点以上を合格とする。 
							教科書 
							
						書名 
							著者 
							出版社 
							ISBN 
							備考 
						コンパス音楽表現 
							駒久美子・味府美香編著 
							建帛社 
							978-4-7679-5120-1 
							推薦書・参考文献 
							
						【参考文献】乳幼児の音楽表現 赤ちゃんから始まる音環境の創造  日本赤ちゃん学会監修 小西行郎・志村洋子・今川恭子・坂井康子編著  中央法規 
							【資料】必要に応じて授業中に配布する 履修上の助言、教員からのメッセージ 
							領域「表現」が扱う子どもの表現活動は広範囲にわたり、いわゆる表現分野がいくつも重なり合って成り立っているところもあり、音楽表現だけを取り上げればいいわけではありません。それでも音楽的な要素が強く表れてくる表現活動に目を向け、子どもたちが音楽を好きで楽しめるようになるためには、赤ちゃんの時からどんな環境を、どんな出会いを、どんな援助を受けたらいいのかを学んでほしいと思います。大人になる過程で身につけた常識を捨て、何でも自身で経験して、驚き、不思議に思って、面白さはどこにあるのか常に考えるという姿勢で授業に臨んでください。 
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