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 教員名 : 上垣内 伸子 
						
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					 科目名 
							幼児教育学 1Aクラス 
							担当教員名 
							土屋 由、上垣内 伸子 
							ナンバリング 
							EAb1008 
							学科 
							2021年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 1年 
							学年 
							1年 
							開講期 
							2022年度前期 
							授業形態 
							講義 
							単位数 
							2.00単位 
							実務経験の有無 
							有 
							実務経験および科目との関連性 
							発達支援事業所にて保育士、臨床発達心理士として障碍児保育のコンサルテーションと発達相談にかかわってきたという実務経験と、幼児教育研究会の指導者として保育者とともに現任者研修を行ったり保育実践研究を行ってきたという経験をもつ教員が担当し、理論と実践の双方の視点に立ち講義する。 
							ねらい 
						①科目の性格 
							この科目は、幼児教育学科の専門科目で、卒業必修科目である。幼稚園教諭免許状と保育士資格取得のための必修科目として位置付けられている。幼児教育・保育全体を示す概論であり、これから学習していく学科専門科目すべての基盤となる科目である。 
							②科目の概要 
							幼児教育・保育にかかわる専門的知識を習得する科目である。幼児教育・保育の歴史と思想、保育方法の概略、乳幼児の生活実態を理解し、それを踏まえた保育、子育て支援、育児相談等の保育者の多様な責務について理解する。保育実践者としての自己のあり方やこれからの学び方について考える。 
							③授業の方法(ALを含む) 
							本科目は講義中心であるが、実際の保育場面のDVD等の教材を活用し、事例に沿って考えたり、話し合ったりする機会をもつ。法令やデータ等の資料を参考にしながら、レポートを作成する課題も課す。毎回の授業時には、リアクションペーパーを記入し質問等へのフィードバックを行う。 
							平行して履修する「児童学演習」での実習体験を生かし、自らの保育実践や子ども理解を省察しながら学びを深めていく。 リアクションペーパー/レポート/ディスカッション/ケースメソッド 
							④到達目標 
							到達目標1 幼児教育・保育の基本的理論を理解し、説明することが出来る。 
							到達目標2 幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に示された日本の幼児教育・保育の基本について理解し、保育内容、 保育方法について説明することが出来る。 到達目標3 保育の思想と歴史的変遷、保育の現状と今日的課題について理解し、説明することが出来る。 到達目標4 これからの保育の展望について考察し、説明することが出来る。 到達目標5 保育に対する積極的な態度および自ら考える力を獲得し、示すことが出来る。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする) 
							EA①-2 保育理論の理解/EA②-1 子どもの人権尊重/EA③-2 成長発達の支援、積極性 
							第1回 
							
						事前学習 
							幼児教育学を学ぶ準備として、自身の幼児時代の園生活や遊びを思い起こしてみる。事前にUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、内容を確認したり、キーワードについて調べておく。(90分) 
							所要時間は記述内容を参照 
							授業内容 
							幼児教育・保育とは何か  【討議・討論】 
							実際の保育場面の映像の視聴などから、幼稚園、保育所で子どもが何を経験しているのか、幼稚園、保育所の役割は何かを考え、話し合ったり発表したりする。自分の言葉で保育とは何かをまとめる。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードや主要な人物の業績と思想について調べ整理しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第2回 
							
						授業内容 
							保育の歴史①近代前の子ども観 
							文書や図、絵画等の資料を手がかりに、近代以前の子ども観について考える。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードや主要な人物の業績と思想について調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第3回 
							
						授業内容 
							西洋の幼児教育・保育の歴史と思想、近現代までの変遷と現在の課題 
							主要な教育者、教育学者の思想にふれ、幼児教育の制度やカリキュラムの歴史的変遷を概観し、現代の幼児教育の課題を世界的視野からとらえる。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードや主要な人物の業績と思想について調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第4回 
							
						授業内容 
							日本の幼児教育・保育の歴史と思想、近現代までの変遷、社会状況の変化と現在の課題 
							主要な教育者、教育学者の思想にふれ、近代学校制度としての幼児教育の制度やカリキュラムの歴史的変遷を概観し、現代日本の幼児教育の課題を諸外国の課題と相対化させながらとらえる。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードや主要な人物の業績と思想について調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第5回 
							
						授業内容 
							日本の保育思想、保育理念の源泉としての倉橋惣三の保育論 【レポート(知識)】 
							現在の幼児教育・保育カリキュラムの思想的土台となっている倉橋の保育論について学習する。ここまでの幼児教育・保育の歴史と思想についてまとめる。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。ここまでの幼児教育・保育の歴史と思想について整理してレポートを作成する。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。自身のこどもの頃好きだった遊びを思い起こし、なぜ好きだったのかその理由を考えてまとめておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第6回 
							
						授業内容 
							乳幼児の生活と発達、遊びの意義 【ケースメソッド】 
							事例記録や保育実践映像を手がかりに、乳幼児の生活と発達の特性を理解する。遊びの意義を理解する。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。事例に沿って遊びの意義について再考する。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の該当箇所に目を通しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第7回 
							
						授業内容 
							幼稚園教育要領、保育所保育指針、認定こども園教育・保育要領の制度的位置づけと成立、変遷 
							幼保一元化に向かう現状において、3つのカリキュラムの特性と成り立ち、共通理念・内容について理解する。戦後のカリキュラムの変遷について学習する。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。幼稚園教育要領、保育所保育指針、認定こども園教育・保育要領の該当箇所を再度確認しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の該当箇所に目を通しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第8回 
							
						授業内容 
							幼児教育・保育の目的と目標、保育のねらいと内容 【レポート(知識)】 
							幼児教育の基本となる考え、幼児期に育てたい資質・能力、乳児期からの学びの保障、保育内容(5領域、ねらいと内容)について理解する。第7回と第8回の授業内容に関するレポートを作成する。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。第7回と第8回の授業内容に関するレポートを作成する。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。「児童学演習」で視聴したり体験した子どもと保育を取り巻く環境(幼稚園や保育所の園環境や遊具等)について整理しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第9回 
							
						授業内容 
							保育の環境(環境を通しての教育・保育、アフォーダンスとしての環境) 
							日本の幼児教育の基本概念である「環境を通しての保育」とは何かを理解する。子どもが育つ上で望ましい環境とは何かを考える。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。「児童学演習」で視聴したり体験した子どもの園生活や遊びについて整理しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第10回 
							
						授業内容 
							保育方法の原理、保育活動と保育形態 
							実際の保育の展開について学習する。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第11回 
							
						授業内容 
							保育指導計画と保育・教育課程、全体的な計画(防災、保健、食育などを含む) 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通しておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第12回 
							
						授業内容 
							保育者の役割と保育実践 【討議・討論】 
							保育実践映像を視聴し、保育者の役割とは何か、保育援助の要点は何かについて討議し、理解を深める。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通し、子育て支援事業の実際にふれておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第13回 
							
						授業内容 
							家庭・地域との連携、子育て支援、社会的資源としての幼稚園、保育所、認定こども園 
							事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通し、諸外国の幼児教育・保育について調べておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第14回 
							
						授業内容 
							世界の保育・幼児教育 
							先進的な世界の幼児教育について、その理念、カリキュラムの特徴や保育内容、保育者の役割等の観点から整理し、日本のそれとの相対的な視点をもって理解する。 事後学習・次回事前学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。( 90 分) 
							[次回事前学習]教科書の次週に扱う章およびUNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通し、キーワードについて調べ整理しておく。指定されたウェブサイトや参考文献等に目を通し、SDGs、SDGターゲット4.2、持続可能な開発のための教育(ESD)について調べておく。( 90分) 所要時間は記述内容を参照 
							第15回 
							
						授業内容 
							持続可能な開発のための教育(ESD)、保育の今日的課題と未来への保育ビジョン(まとめ) 
							ここまでの学習を踏まえて、これからの幼児教育・保育について考える。 事後学習 
							[事後学習]授業で取り扱った内容を見直し、新たに獲得した知識を確認する。理解が不十分な内容について質問項目として整理しておく。ここまでの学習を踏まえて、これからの幼児教育・保育について自分の考えを整理する。( 90 分) 
							所要時間は記述内容を参照 
							フィードバック 
							毎回の授業終了時にはリアクションペーパー(感想/質問欄と課題への回答欄)を記入し、次回の授業時にフィードバックする。授業課題は、次週以降にそれを活用した授業を行い、解説し返却する。 
							評価方法および評価の基準 
							各授業回に指示する課題や学期内の小レポート(30%)、学期末試験(70%)により評価を行う。総合評価60点以上を合格とする。合格点に満たなかった場合は、「再試験」を行う。 
							到達目標1 .課題提出・小レポート(5%/30%)、学期末試験(20%/70%) 到達目標2 .課題提出・小レポート(5%/30%)、学期末試験(20%/70%) 到達目標3 .課題提出・小レポート(5%/30%)、学期末試験(20%/70%) 到達目標4.課題提出・小レポート(5%/30%)、学期末試験(10%/70%) 到達目標5.課題提出・小レポート(10%/30%) 教科書 
							
						書名 
							著者 
							出版社 
							ISBN 
							備考 
						幼稚園教育要領解説 
							文部科学省 
							フレーベル館 
							978-4-577-81447-5 
							保育所保育指針解説 
							厚生労働省 
							フレーベル館 
							978-4-577-81448-2 
							幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説 
							内閣府・文部科学省・厚生労働省 
							フレーベル館 
							978-4-577-81449-9 
							最新保育資料集2022 
							大豆生田啓友 ・三谷大紀(編) 
							ミネルヴァ書房 
							9784623090365 
							2022年4月刊行予定 
							これからの保育と教育(第2版)—未来を見すえた人間形成— 
							吾田富士子(編) 
							八千代出版 
							978-4-8429-1786-3 
							推薦書・参考文献 
							
						津守真・森上史朗監修『倉橋惣三文庫全10巻』フレーベル館 
							津守真『子ども学のはじまり』フレーベル館 履修上の助言、教員からのメッセージ 
							発展的な疑問や意見があれば、オフィスアワーを活用してほしい。 
							再試験対象者には、再試験を行う日時、教室、実施方法等について、UNIVERSAL PASSPORTの授業連絡または学内メールにて周知する。  |