シラバス情報

科目名
応用栄養学実習 1Bクラス
担当教員名
中岡 加奈絵
ナンバリング
NBb4032
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 3年
学年
3年
開講期
2022年度前期
授業形態
実習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
「無」

ねらい
①科目の性格
この実習科目は、応用領域の「応用栄養学」に位置づけられている食物栄養学科の選択科目です。栄養士免許ならびに管理栄養士国家試験受験資格を得るための必修科目であり、管理栄養士の実践活動の基本となるものです。講義科目である「応用栄養学Ⅰ」「応用栄養学Ⅱ」で学修した理論を実践につなげるために、実習を通して学びを深めます。
②科目の概要
各ライフステージの身体状況や栄養状態に応じた栄養管理(栄養ケア・マネジメント)の知識をベースとし、日本人の食事摂取基準(2020年版)に基づいた栄養管理のあり方を実践的に学修します。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、成長・発達、加齢などに伴う生理的・身体的変化を踏まえ、各ライフステージを想定した献立作成を行います。作成した献立を用いた調理実習(試作)を行い、評価を行います。試作および評価を行った回は、毎回レポートを作成します。
グループワーク/プレゼンテーション/レポート(表現)/実習・インターンシップ
④到達目標
1.食事摂取基準の基本的な考え方と活用方法について理解し、与えられた課題に対して論述することができる。
2.ライフステージごとの特性を理解し、健康の保持・増進ならびに疾病の一次予防を目的とした献立を作成できる。
3.ライフステージごとの摂食機能に関する知識を活用し、調理を行うことができる。
4.各ライフステージにおけるモデル献立の完成度を評価し、抽出した課題について他者に説明することができる。
5.各ライフステージにおける食支援の方法について、文章で表現することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-1 食・栄養・健康の基礎知識/NB①-3 基礎・専門知識の活用方法/NB②-1 情報リテラシー

第1回
事前学習
授業内容
オリエンテーション
成人期における栄養管理 (1)自身の食事摂取状況の評価
事後学習・次回事前学習
第2回
授業内容
成人期における栄養管理 (2)自身の食事の改善法の検討
事後学習・次回事前学習
第3回
授業内容
成人期における栄養管理 (3)成人期の食事摂取基準、成人女性の1日の食事の献立作成 【レポート】
事後学習・次回事前学習
第4回
授業内容
乳児期における栄養管理 (1)乳汁栄養、調乳実習 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第5回
授業内容
乳児期における栄養管理 (2)乳児期の食事摂取基準、離乳食の献立作成 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第6回
授業内容
乳児期における栄養管理 (3)離乳食の試作および評価 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第7回
授業内容
成長期における栄養管理 (1)幼児期の食事摂取基準、幼児食および保育所給食の献立作成 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第8回
授業内容
成長期における栄養管理 (2)幼児食および保育所給食の試作および評価 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第9回
授業内容
成長期における栄養管理 (3)学童期の食事摂取基準、児童の1日の食事および学校給食の献立作成 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第10回
授業内容
成長期における栄養管理 (4)児童の1日の食事および学校給食の試作および評価 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第11回
授業内容
妊娠・授乳期における栄養管理 (1)妊娠・授乳期の食事摂取基準、妊産婦の1日の食事の献立作成 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第12回
授業内容
妊娠・授乳期における栄養管理 (2)妊婦、授乳婦の1日の食事の試作および評価 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第13回
授業内容
高齢期における栄養管理 (1)高齢期の食事摂取基準、高齢期の1日の食事の献立作成 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第14回
授業内容
高齢期における栄養管理 (2)高齢期の1日の食事の試作および評価 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第15回
授業内容
まとめ 【プレゼンテーション】
事後学習

フィードバック
作成献立の栄養価計算結果や、提出されたレポートを添削し、後日コメントを付与して返却します。試作品に対しては、授業時間内でコメントします。
評価方法および評価の基準
授業に積極的に取り組む姿勢・態度(20%)とレポート(80%)の総合評価を行い、60点以上を合格とします。
到達目標1.授業に積極的に取り組む姿勢・態度( 0/20%)、レポート(20/80%)
到達目標2.授業に積極的に取り組む姿勢・態度(10/20%)、レポート(10/80%)
到達目標3.授業に積極的に取り組む姿勢・態度(10/20%)、レポート(10/80%)
到達目標4.授業に積極的に取り組む姿勢・態度( 0/20%)、レポート(20/80%)
到達目標5.授業に積極的に取り組む姿勢・態度( 0/20%)、レポート(20/80%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
四訂 応用栄養学実習 −ケーススタディーで学ぶ栄養マネジメント−〔第2版〕
五関正江、小林三智子編著
建帛社
978-4-7679-0676-8
その他、随時プリントを配布します。
推薦書・参考文献
授業内で紹介します。

履修上の助言、教員からのメッセージ
各ライフステージにおける栄養ケア・マネジメントや食事摂取基準に関する内容を理解していることを前提として授業を行いますので、「応用栄養学Ⅰ」、「応用栄養学Ⅱ」および「栄養教育論」で学修した内容の復習が必須です。「食事計画論Ⅰ」ならびに「食事計画論Ⅱ」で学んだ献立作成についても確認しておきましょう。献立作成に向け、食事摂取基準に示されているエネルギーや各栄養素の基準(数値)を食品レベルや食事レベルで考えられるよう、日頃から情報収集に努め、食品表示を確認する習慣をつけることをおすすめします。グループワークが中心となりますので、実習の目的を理解し、積極的に、協調性をもって授業に臨んでください。