教員名 : 竹嶋 伸之輔
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科目名
微生物学実験 2Cクラス
担当教員名
竹嶋 伸之輔
ナンバリング
NBa4016
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 3年
学年
3年
開講期
2022年度後期
授業形態
実験
単位数
1.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
牛白血病ウイルスの診断薬開発、ワクチン開発、発症前診断法の開発、ウイルス制御法の確立に従事
ねらい
①科目の性格
本講義科目は、食物栄養学科の「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」領域に位置する選択科目であり、栄養士資格および管理栄養士国家試験受験資格を取得するための必修科目である。
微生物学の基礎的手技を習得することを目的としている。 ②科目の概要
消毒滅菌法、無菌操作法、細菌培養法などを通じて「微生物感染の予防法」を習得する。
③授業の方法(ALを含む)
はじめにスライドにより、実験の概要を説明後、各班に分かれて実習書に従い実習を行う。
4つの実験を行い、それぞれレポートを提出する。 実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション
④到達目標
管理栄養士資格取得に必要な微生物学実験を学ぶことを学修目標とする。
1.微生物の滅菌と消毒 2.無菌的環境下における微生物操作 3.細菌染色法による微生物的識別 4.顕微鏡観察による細菌の判定 5.細菌学的用語の理解 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-1 食・栄養・健康の基礎知識/NB①-2 食・栄養・健康の専門知識
第1回
事前学習
【教科書】扇元敬司 著「バイオのための基礎微生物学」講談社(2002)の内容を復習しておく
90分
授業内容
オリエンテーション:微生物学実験法の解説講義、その実技概説史:DVDおよびPP使用。【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第2回
授業内容
微生物の制御とバイオセーフティ:殺菌法・消毒法・滅菌法の実技調練と習得確認【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第3回
授業内容
微生物の制御とバイオハザード:無菌操作法の実技調練と習得確認【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第4回
授業内容
微生物の構造:微生物菌体染色:単染色法・グラム染色法・芽胞染色法の実技調練と習得確認【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第5回
授業内容
微生物の増殖:微生物の栄養素と培地培養:培地の種類と培地調整法の習得確認【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第6回
授業内容
微生物の種類と増殖:発酵食品の微生物:芽胞性グラム陽性桿菌(枯草菌)の画線培養実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第7回
授業内容
微生物の種類と増殖:枯草菌の分離と同定:グラム染色、芽胞染色、油浸顕微鏡観察実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第8回
授業内容
微生物の種類と増殖:乳製品の微生物:通性嫌気性グラム陽性菌類の混釈培養実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第9回
授業内容
微生物の種類と生化学性状:連鎖球菌、乳酸桿菌の分離同定と生化学的鑑別実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第10回
授業内容
ヒトと微生物:動物性食品の食中毒菌検索:腸内細菌、ビブリオ、ブドウ球菌の集積培養実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習 事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第11回
授業内容
ヒトと微生物:腸内細菌・ビブリオ・ブドウ球菌の鑑別培地による分離同定実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第12回
授業内容
ヒトと微生物:ヒト皮膚常在微生物叢のスタンプ培養実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第13回
授業内容
ヒトと微生物:ヒト皮膚常在菌の分離:グラム陽性球菌(主にブドウ球菌)の分離同定実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第14回
授業内容
環境の微生物:空中落下菌・室内塵埃菌など環境微生物の培養実験【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習・次回事前学習
確認問題による復習、まとめ
45分
第15回
授業内容
環境の微生物:環境微生物の性状検索による同定実験:まとめ。【実技、実験/レポート/グループワーク】
事後学習
確認問題による復習、まとめ
45分
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評価方法および評価の基準
行われる微生物学実験の「微生物学実験課題問題」および「微生物学実験成果報告書」の提出を毎回求めて評価対象とする。平常点(実験態度・微生物学実験課題・微生物学実験成果報告書など)30点、筆記試験70点により評価を行い、60点以上を合格とする。合格点に満たなかった場合は「再試験」を行う。
各目標毎の評価割合は以下の通りとする。 到達目標1.平常点(6%/30%)、筆記試験(14%/70%) 到達目標2.平常点(6%/30%)、筆記試験(14%/70%) 到達目標3.平常点(6%/30%)、筆記試験(14%/70%) 到達目標4.平常点(6%/30%)、筆記試験(14%/70%) 到達目標5.平常点(6%/30%)、筆記試験(14%/70%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
バイオのための基礎微生物学
扇元敬司
講談社
推薦書・参考文献
Bergey's Manual of Systematic Bacteriology: Volume 3: The Firmicutes (Bergey's Manual of Systematic Bacteriology (Springer-Verlag)) (English Edition) 2nd 版,
履修上の助言、教員からのメッセージ
せっかくの実習なのでレポートのまとめ方や顕微鏡の使い方など、わからない事はどんどん教員に聞いてください
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