シラバス情報

科目名
日本語表現技術Ⅲ
担当教員名
加藤 薫
ナンバリング
NEi2049
学科
2021年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 1年
学年
1年
開講期
2022年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、共通科目の「日本語(非母語者向)」領域の選択科目にあたる。かつ、日本語学修プログラムの選択科目にあたる。
②科目の概要
レポートや論文を書くために必要な、論理的な文章を作成する方法を学ぶ。語彙、文法など文レベルの要素だけでなく、「レポート・論文と作文の違い」「テーマの見つけ方」「序論で述べるべきこと」など文章の構造面・内容面にも注意して書く力を向上させていく。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、教科書に沿って受講生自らが文章を作成する。卒業論文のテーマが決まっている学生は、そのテーマに沿った文章を作成することで、卒業論文の質向上につなげていく。
リアクションペーパー/レポート/ディスカッション/プレゼンテーション/論文
④到達目標
(1)論理的な文を書くために、語彙や文法が適切に使用できる。
(2)論理的な文章の構造を理解し、実際に論理的な文章が作成できる。
(3)自分が興味を持つトピックについての論理的な文章を作成できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NE①-5 論理的に表現する力/NE⑦-5 日本語運用能力

第1回
事前学習
授業内容
分かりやすい「文」を書くために注意しなくてはならないこと
(まずはもっとも基本的なことを確認し、練習する)
事後学習・次回事前学習
第2回
授業内容
論理的な文章を書く上で注意しなくてはならないポイント
事後学習・次回事前学習
第3回
授業内容
作文とレポ—ト・論文の違いについて考える(1)
(受講生のディスカッションを中心に進める)
事後学習・次回事前学習
第4回
授業内容
作文とレポ—ト・論文の違いについて考える(2)
(前回のディスカッションを受けて、各自がポイントをまとめてみる)
事後学習・次回事前学習
第5回
授業内容
論文・レポートのテーマの決め方
事後学習・次回事前学習
第6回
授業内容
テーマに関係する参考文献の探し方
事後学習・次回事前学習
第7回
授業内容
レポート・論文の構成(アウトライン)の考え方
(序論・本論・結論の三段構成、章と節など)
事後学習・次回事前学習
第8回
授業内容
序論ではどのようなことを書くべきか、本論ではどのようなことを書くべきか
事後学習・次回事前学習
第9回
授業内容
レポート作成演習①
テーマを決める
事後学習・次回事前学習
第10回
授業内容
レポート作成演習②
参考文献を集め、ポイントを整理する
事後学習・次回事前学習
第11回
授業内容
レポート作成演習③
アウトラインを考えてみる(1)
事後学習・次回事前学習
第12回
授業内容
レポート作成演習④
アウトラインを考えてみる(2)
事後学習・次回事前学習
第13回
授業内容
レポート作成演習⑤
一次原稿の作成
事後学習・次回事前学習
第14回
授業内容
レポート作成演習⑥
二次原稿の作成
事後学習・次回事前学習
第15回
授業内容
レポート作成演習⑦
完成したレポートのプレゼンテーション
事後学習

フィードバック
各自が提出した課題は、添削し、フィードバックを与える。
評価方法および評価の基準
課題の提出状況と質を70点、授業への取り組みを30点とし、総合評価60点以上を合格とする。
 到達目標1 課題の提出状況と質20/70点、授業への取り組み10/30点
 到達目標2 課題の提出状況と質20/70点、授業への取り組み10/30点
 到達目標3 課題の提出状況と質30/70点、授業への取り組み10/30点

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
留学生の日本語④論文作成編
アカデミック・ジャパニーズ研 究会
アルク
978-4-7574-2634-4
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
卒業論文を書く予定の留学生は、できるだけ受講してください。