シラバス情報

科目名
介護と環境
担当教員名
織田 つや子
ナンバリング
NDc3028
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 3年
学年
3年
開講期
2022年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
デイサービスセンター、特別養護老人ホーム(ショートステイ)、在宅介護支援センター、居宅介護支援事業所、地域包括支援センターでの実務経験があり、介護と環境についての実践に携わってきました。

ねらい
①科目の性格
この科目は、介護福祉士養成課程カリキュラムにおける科目の一つです。
②科目の概要
利用者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けたいという思いを支えるためには、安全の確保とリスクマネジメントは不可欠です。介護におけるリスクマネジメントの考え方を理解し、事故や感染症対策の具体的手法を学びます。またそのためにも介護者自身の心身の健康は重要であり、健康管理に必要な基礎的知識と技術を学びます。
③授業の方法(ALを含む)
授業の形式は、講義及びグループワークによる演習です。毎回、授業後にリアクションペーパーを活用して、授業を振り返り、理解を深めます。また事例の検討や発表、意見交換も行います。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/プレゼンテーション/レポート(表現)/ケースメソッド/PBL
④到達目標
学修目標は、介護における安全の確保とリスクマネジメントを、利用者の立場、介護福祉士の立場から理解できるようになることです。
 授業では、学び、理解するだけでなく、グループワークを通して共に学び、考えを深めてほしいと思います。そしてリスクマネジメントは、利用者の自立を支援することと表裏一体であり、現場で仕事をしていくうえで、ずっと考え続けていくものです。その礎となるものをこの授業で得ていただきたいと思います。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
KD①-4 人権尊重の理解、問題解決の方法提示

第1回
事前学習
授業内容
オリエンテーション・コミュニケーションの基本【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第2回
授業内容
介護における安全の確保(1)介護における安全の確保の重要性【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
第3回
授業内容
介護における安全の確保(2)安全確保のためのリスクマネジメント
事後学習・次回事前学習
第4回
授業内容
介護における安全の確保(3)事故・トラブルを繰り返さないための検討
事後学習・次回事前学習
第5回
授業内容
事故防止・安全確保(1)事故防止・安全対策のためのリスクマネジメントの仕組み
事後学習・次回事前学習
第6回
授業内容
事故防止・安全確保(2)演習・事例検討【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第7回
授業内容
事故防止・安全確保(3)生活の中のリスクと対策
事後学習・次回事前学習
第8回
授業内容
事故防止・安全確保(4)演習【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第9回
授業内容
感染管理のための方策(1)生活の場での感染対策・演習【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第10回
授業内容
事故防止・安全確保(2)感染対策の基礎知識・演習【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
第11回
授業内容
介護に携わる人の健康管理(1)健康管理の意義と目的
事後学習・次回事前学習
第12回
授業内容
介護に携わる人の健康管理(2)心の健康管理
事後学習・次回事前学習
第13回
授業内容
介護に携わる人の健康管理(3)からだの健康管理
事後学習・次回事前学習
第14回
授業内容
安心して働ける職場づくり労働環境の整備
事後学習・次回事前学習
第15回
授業内容
まとめ
事後学習

フィードバック
レポート、リアクションペーパーに記入された意見等については、次回の授業でコメントします。
評価方法および評価の基準
毎回、授業後に記入するレポート、リアクションペーパー 50点、授業態度、グループワークへの参加姿勢 10点、学修目標に関するテスト 40点により、評価を行い、総合評価60点以上を合格とします。
 合格点に満たなかった場合は、再試験を行います。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しません。プリントを配布します。
推薦書・参考文献
介護福祉士養成講座『新・介護福祉士養成講座4 介護の基本Ⅱ』中央法規出版
三好明夫編著『介護福祉学 介護福祉士の専門性と独自性の探求』学文社
一番ケ瀬康子著『介護福祉学の探求』有斐閣

履修上の助言、教員からのメッセージ
半年間、よろしくお願い致します。