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 教員名 : 荻野 起与子 
						
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					 科目名 
							相談援助演習Ⅱ 1Cクラス 
							担当教員名 
							荻野 起与子 
							ナンバリング 
							NDb1025 
							学科 
							2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年 
							学年 
							2年 
							開講期 
							2022年度前期 
							授業形態 
							演習 
							単位数 
							1.00単位 
							実務経験の有無 
							有 
							実務経験および科目との関連性 
							福祉相談職及びソーシャルワーカーとしての実務経験あり 
							ねらい 
						①科目の性格 
							本科目は、社会福祉士養成課程の科目であり学科専門選択科目である。ソーシャルワークを実施できる技術を習得するための演習科目であり、ソーシャルワークの知識・技術を身につけることに関連する。ソーシャルワーク論や他の相談演習に関連する。 
							②科目の概要 
							ソーシャルワークにおける基本的なコミュニケーション技術及び面接技術を習得することをねらいとする。対人コミュニケーションに関する諸理論や考えを理解する。対人コミュニケーションに関する演習を通して体験的にその技術の習得を目指す。面接技術を取得する。 
							③授業の方法(ALを含む) 
							講義、体験的ワーク、ミニレポート、ロールプレイの形態を用いる。 
							レポート/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業 
							④到達目標 
							到達目標1:対人コミュニケーションを体験的しその経験を記述することができる。 
							到達目標2:傾聴を中心とした基本的な面接技術を使用することができる。 到達目標3:面接場面を再構成した結果をもとに省察的しその結果を記述することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする) 
							ND①-3 専門的援助関係の基本的理解と形成/ND②-4 体験の意味付けと表現/ND③-2 専門的援助関係の体験的理解と自己覚知 
							第1回 
							
						事前学習 
							相談援助演習Ⅰで学んだ内容をまとめ記述してみよう。 
							45分 
							授業内容 
							授業オリエンテーション 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:自分自身の対人コミュニケーション上の課題について意識し、その課題解決や達成に向けて取り組むべきことを挙げ、それらを文章で表現してみよう。 
							次回事前学習:非言語コミュニケーション形態にはどのようなものがあるのか挙げまとめてみよう。 90分 
							第2回 
							
						授業内容 
							対人コミュニケーションの理論と技術1:情報理論、マインドフルネス瞑想【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:授業で学んだマインドフルネス瞑想を自宅でも行い実感した効果について文章で表現してみよう。 
							次回事前学習:「本音と建て前」とはどういう意味か、日常生活のなかで架空の事例場面を想像しつつ挙げて文章で説明してみよう。 90分 
							第3回 
							
						授業内容 
							対人コミュニケーションの理論と技術2:コミュニケーション語用論から【ディスカッション】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:利用者の表出された言葉の裏にある思いをくみ取るためにはどのような手立てが必要と思うか、自分がこれから行う実習場面を想像しつつ書いてみよう。 
							次回事前学習:普段の日常生活で自分の発話する声の調子はどのようなものか、意識してみよう。そこで気づいた癖や傾向について文章で表現しておこう。 90分 
							第4回 
							
						授業内容 
							対人コミュニケーションの理論と技術3:情動調律からのヒント【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:自宅や日常で他者のとコミュニケーションの際、自分の声の調子が情動調律としてどのように表現されているかを意識し、気づいたことを文章でまとめてみよう。 
							次回事前学習:カウンセリングトレーニングにおける知見であるSOLERについて調べまとめておくこと。 90分 
							第5回 
							
						授業内容 
							基本的面接技術:位置、距離、基本姿勢(SOLER、かかわり行動)【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:日常生活で他者とコミュニケーションするときの自分自身の非言語行動に関して意識を向け、任意の場面を3つ挙げその状況について記述すること。 
							次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分 
							第6回 
							
						授業内容 
							基本的面接技術2:相槌、最小限の励まし、適切な質問【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で学んだスキルを日常生活で使用することを試み、その任意の3つの場面について、記述してみよう。 
							次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分 
							第7回 
							
						授業内容 
							基本的面接技術3:反映技法、応答技法【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で学んだスキルを日常生活で使用することを試み、その任意の3つの場面について、記述してみよう。 
							次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分 
							第8回 
							
						授業内容 
							基本的面接技術4:問題の明確化、焦点化、面接の構造化【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で学んだスキルを日常生活で使用することを試み、その任意の3つの場面について、記述してみよう。 
							次回事前学習:次回の授業に対応したマイクロカウンセリングにおける基本的な技法について調べまとめておくこと。 90分 
							第9回 
							
						授業内容 
							基本的面接技術5:事例を通した面接技術の理解:傾聴でやっていはいけない3つの応答、トライアッドによる面接練習【ディスカッション】【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:インテークでの面接場面事例を架空に想像しながら、そのスクリプトを書いてみよう。その際スクリプトに面接技術を意識して使用し書き込んでみよう。 
							次回事前学習:ソリューション・フォーカスト・アプローチについて調べその概要を整理し記述すること。 90分 
							第10回 
							
						授業内容 
							基本的面接技術6:事例を通した面接技術の理解:援助関係の質を意識したインテーク面接、トライアッドによる面接練習【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で使用した事例におけるスクリプトを、その技法を指揮しながら声に出して読んでみること。また、鏡の前で自分の表情を見ながら、数回スキル的応答を一人で繰り返してみよう(スキル定着のため)。 
							次回事前学習:ソリューション・フォーカスト・アプローチの技術について調べまとめてみよう。 90分 
							第11回 
							
						授業内容 
							基本的面接技術7:事例を通した面接技術の理解:スケーリングクエスチョン、ミラクルクエスチョン、トライアッドによる面接練習【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で使用した事例におけるスクリプトを、その技法を意識しながら声に出して読んでみること。また、鏡の前で自分の表情を見ながら、数回スキル的応答を一人で繰り返してみよう(スキル定着のため)。 
							次回事前学習:これまで学習した面接技術を整理しておくこと。 90分 
							第12回 
							
						授業内容 
							模擬面接:グループごとによる模擬面接の実施と振り返り【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で体験した模擬面接を振り返り、考察記述をすること。 
							次回事前学習:これまで学んだ面接技法を整理し確認しておくこと。習得したいスキルを一人で鏡の前で、声に出して何度か繰り返す練習をすること。 90分 
							第13回 
							
						授業内容 
							模擬面接:グループごとによる模擬面接の実施と振り返り【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で体験した模擬面接を振り返り、考察記述をすること。 
							次回事前学習:これまで学んだ面接技法を整理し確認しておくこと。習得したいスキルを一人で鏡の前で、声に出して何度か繰り返す練習をすること。 90分 
							第14回 
							
						授業内容 
							模擬面接:グループごとによる模擬面接の実施と振り返り【ロールプレイ】 
							事後学習・次回事前学習 
							事後学習:今回の授業で体験した模擬面接を振り返り、考察記述をすること。 
							次回事前学習:模擬面接のリフレクション記述によるプレゼンテーションの準備をしておくこと。 90分 
							第15回 
							
						授業内容 
							模擬面接リフレクション記述のプレゼンテーションとまとめ【プレゼンテーション】 
							事後学習 
							事後学習:すべての授業回で学んだことを整理する 
							45分 
							フィードバック 
							授業中に行ったミニレポート記述、模擬面接のリフレクション記述は、授業内にフォードバックする。 
							評価方法および評価の基準 
							各授業回に指示するミニレポート課題の取り組み(20%)と模擬面接場面実技(50%)最終レポート課題(30%)で評価し、60点以上を合格とする。 
							到達目標1:対人コミュニケーションを体験的しその経験を記述することができる。ミニレポート(10%/20%)最終レポート(10%/30%) 到達目標2:傾聴を中心とした基本的な面接技術を使用することができる。模擬面接実技(50%/50%) 到達目標3:面接場面を再構成した結果をもとに省察的しその結果を記述することができるミニレポート(10%/20%)、最終レポート(20%/30%) 教科書 
							
						推薦書・参考文献 
							
						【推薦書】アイビイ『マイクロカウンセリング』川島書店、イーガン『カウンセリングテキスト』創元社 
							履修上の助言、教員からのメッセージ 
							ソーシャルワークの基本的スキルは、よみとり、かかわり、振り返り、と言われており、いずれも自己覚知に基づいて使用されます。この授業では対人援助の基本的なセンス(感性)を身につけていくことも大切にします。 
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